平成26年6月7日のお稽古
お軸は「魚戯蓮葉間」。お花は京かのこ。籠がすゞやかです。
今月のお稽古は丸卓です。先生が作られた水差しと蓋置きには黄色の蝶々が、棗には忍草と鈴虫が金蒔絵が施されてあります。写真は先生のお庭の石の上に生えている忍草を取ってきて下さいました。お茶碗は平茶碗に「山是山 水是水」と書かれてあります。つるんとした肌を持つお茶碗ですので、お茶を点てる時にお茶が飛び出しそうで、手が滑りそうですので、集中が必要です。
主菓子は葛焼きでした。お干菓子は表千家同門会信州大会のお土産の善光寺の赤えんどうの落雁と「さるなし」という木の実でした。さるなしとは、猿が我を忘れて食べるところから名付けられたそうです。猿がさるなしを洞穴にためて出来るのがさる酒なんだそうです。キィウィが小さくなったようで味も似ています。
お茶室はすっかりと初夏の趣きです。爽やかな空気を一杯に吸い込んでリフレッシュいたしました。(宗裕)
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