令和5年9月30日のお稽古

今年の仲秋の名月は満月と重なり
美しさが増した名月を楽しむ事ができました。
翌日は9月最後のお稽古日。
お床には『秋月照湖上』のお軸がかけられ
先生手作りのお主菓子はお月見団子。
竹細工の花入にすすきが生けられ
まん丸のお団子に添えてありました。
毎回の事ですが
茶道の美学を上手に表現されて
素敵なセンスに感動です。
秋の風情が立ち込めるお茶室で
季節の移ろいを感じ心豊かな時間を
過ごす事ができました。(宗由)


令和5年9月16日のお稽古

秋の実りが嬉しい季節、先週は山中先生米寿個展の会を華やかに無事迎えることができました。来観下さった皆様にも、そして社中の皆さんも大変喜び多いひと時を過ごすことができたようで嬉しく思います。

そして今日は、その余韻に浸りながらの楽しいお稽古でした。

お床には「茶烟永日香」のお軸と花籠には矢筈薄にりんどうなど時季の花。
主菓子は「会の名残」。そしてカンピョウや大徳寺納豆で作った御干菓子も勿論先生お手製です。他にはない美味しさです。
会を振り返っての楽しい話と共に頂くお抹茶は心和むお味でした。

先生、おめでとうございます。
感謝と共にこれからも御指導よろしくお願い申し上げます。

(宗英)


令和5年9月9日〜10日 山中先生 米寿の個展

このたび2日間にわたり、山中先生の『米寿の個展』が開催されました。
ご遠方から通りすがりの方まで、著名な方々からお子様まで、多くの方にお越しいただき、盛況のうちに無事終えられましたこと、感謝申し上げます。

個展は書、彩墨画、陶芸、茶道、そしてボールルームダンスまで、バイタリティにあふれる先生の多彩な世界が広がり、皆様、先生のご説明を聞きながらご堪能くださいました。

宗泉会はお茶席を担当させていただきました。
こなしの中に餡やエゴマなどひと手間ふた手間かけられた主菓子と、干瓢、和三盆、雲平の3種のお干菓子は、先生が皆様に喜んでいただきたいとお一人でお手作りされました。
おもてなしに至らぬ点多々ございましたこと、こちらでお詫び申し上げますとともに、先生のお菓子でお茶のひとときをお楽しみいただけていれば幸いです。

このたびは様々な方面の方々が先生のためにお越しくださり、先生の人脈の広さ、人望の深さに感銘を受けました。それもこれまで積み重ねてこられたご努力、たゆまぬご精進あってのことでしょう。
米寿を迎えられてなお前を向かれる姿勢、まだまだご活躍いただきたい、先生の元でお勉強させていただきたいと強く思った2日間でした。 (宗水)


令和5年9月2日のお稽古

爽やかな風に千草が揺れはじめる9月。本日は夏休みを挟んでひと月振りのお稽古でした。

お床には’重陽光日菊花新’のお軸と時季の花が活けられ、残暑の中にも季節の移ろいを感じます。

朱漆の縁取りが印象的なボヘミアンガラスの水指を前に、九谷の透かし焼の棗とお茶碗をおきつけ、今日も心落ち着かせ美味しいお茶を点てます。

主菓子はリキュールでほんのり味つけされた大徳寺納豆入りの涼菓。ふるふるとした食感と見た目も安定の美味にまた一つ笑顔がこぼれます。

来週はいよいよ先生の米寿の個展です。どうぞお楽しみに。

(宗奈)


令和5年8月 米寿お祝いお食事会

山中先生の米寿お祝いお食事会を日本料理岡谷さんにて行いました。
職人技が光るお料理の数々、旬の食材、お祝いのお赤飯や最後には手作り水羊羹まで、写真に載せきれないほど、豪華なコースでした。
本日の先生の為にと、心のこもった美味しいお料理、しつらえ、器に先生もお喜びになられていました。

山中先生にご指導いただき、茶道での貴重な学び、経験はもちろんのこと、人生を生きていくにあたって、様々なことを乗り越えていく活力を与えていただき、感謝の気持ちでいっぱいでございます。
末永く今後も先生にご指導いただきたく思いました。

9月9日(土)からの個展の準備についても楽しみにお話してお開きとなりました。(宗芳)


令和5年 9月、10月のお稽古予定

9月
2日(土)お稽古
9日(土)個展、西宮市民会館
10日(日)個展、西宮市民会館
16日(土)お稽古
30日(土)お稽古
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10月
7日(土)お稽古
14日(土)お稽古
21日(土)お稽古
28日(土)研究会


『米寿の個展』のお知らせ

とき 2023年9月9日(土) PM1時~6時
      9月10日(日)AM10時~5時
ところ 西宮市民会館大会議室101
※阪神電車 西宮駅下車 市役所側改札を出て左目の前

此の度上記の如く「米寿の個展」開催を決意いたしました。
2015年6月「傘寿の個展」のち8年間に描きためた作品の数々とまた今年に入りこの日の為に制作した4作品等など…。
お抹茶席もございます。主菓子・お干菓子は手作りです。お忙しいとは存じますが、是非ご高覧賜りたく、会場でのお目もじを楽しみに取り急ぎご案内申し上げます。

 

 


令和5年7月22日お稽古

お掛け軸【落日照青苔】
お花 先生宅の庭の花
主菓子 上品な甘さの葛饅頭
もちろん先生お手製 絶品です。
朝から鳴き響く蝉の声
一層暑さを感じさせられますが、お茶室に入りますと火照った身体や気持ちを優しく静めてくれます。
7月最後のお稽古 来月は宗泉会も夏休みです
暑熱耐え難い日々ですが
社中の皆様くれぐれも御身ご自愛くださり、休み明けにまたお会いできますこと楽しみにしております。(時)


令和5年7月15日のお稽古

梅雨晴れの今日、ちらほらと蝉の声を聞きながら先生のお宅に到着。
 お茶室には字を見ただけでも涼しげな「水冷々風颯々」のお軸が掛けてありました。主菓子は水辺に花弁が浮かんでいる様な先生お手製の水菓子です。頂く直前まで冷やしてあり、中の道明寺粉がなんとも言えないアクセントに。
 到着時の汗も引き、心を落ち着かせてお点前に。先生の設えに添える様頑張ってはみるものの、四滴茶入の扱いにモタモタ。お床の木槿が嘲笑っている様でした。反省。

(宗佳)


令和5年7月8日のお稽古

7月、お稽古の再開です。
本日のお床は、激しい流れを思わせる「瀧」のお掛物に木槿の花、茶碗は七夕柄に足付きガラスと、この時期ならではの取合わせです。
皆、久々のお稽古に加え、油滴の茶入に大慌て。
薄茶の風炉 運び点前は基本中の基本、分かっていてもお粗末なお点前に反省しきり、お稽古の大切さが身に染みます。
先生お手製の主菓子は、もっちりとした食感にやさしい甘みが安定の美味しさ、己れの不出来に下降した気分が一気に爆上がりです。
先生のお菓子は何にもまして正義、ようやくここに帰ってきたと実感します。

コロナも5類へと移行し、お稽古も日常も徐々に以前の形へと戻ってきました。
先生と皆が元気にここに集い、変わらぬ時間を過ごすことが、
何より嬉しく尊いことだと改めて感じることができました。
     (宗仁)