2010年11月3日 炉開き

文化の日に炉開きの茶事が開かれました。

私にとっては待ちに待ったお楽しみの日。ワクワクしながら会場(先生のお宅!)へ向かいました

まず待合に入って目に飛び込んできたものはお軸。青々とした山の中に一本だけ紅葉した絵が掛かっていました。今朝の行きしなに正に六甲山のそのような景色だったので、はっとさせられました。

初座の席入りして拝見した掛け軸の「秋晴」と書かれていました。正に文字通りの最高のお天気でした。

今回は「菊」がテーマでした。お道具は菊をあしらった皆具。目に鮮やかでした。花や炉縁にも菊があしらわれていて、とても厳かで華やかな気持ちになりました。

茶事は①お炭②濃茶③懐石④薄茶 の順番で進んでいきました。普段のお稽古が割り稽古ならば、茶事は通し稽古。頭にちゃんと流れが入っていなければならないのですが・・・あれっ?どうするんだっけということが未熟者の私には一杯出てきます。皆さんに沢山助けていただきました。

茶事とはいわばお客さん皆さんのチームプレーで亭主のおもてなしに応えていくんだと思います。チームといっても一期一会、即日解散なんですが、正客をリーダーにじわじわと連帯感が生まれ、皆さんで盛り上げていく感じがなんとも楽しいものです

今回も最後には名残を惜しみながらお別れしました。(宗裕)


秋田大会に参加して

10月26日から27日に表千家同門会秋田大会が催されました。先生と先輩私の3人で参加してきました。関西に住む私達にとって秋田はなかなか行けないところ。いつも全国大会の運営やお席の会場となるお寺や歴史的建造物の素晴らしさを伺っていましたので、思い切って休暇をとり初参加して参りました。

会の開催中、殆どが曇天か雨、時には横殴りの雨に見舞われました。大会式典で秋田の会長さんが、会の成功は祈っていたがお天気になるように、と言い忘れてい た!と冗談まじりにおしゃっていましたが、2日目の朝には一瞬太陽がお目見えして、秋田の皆さんの祈りが通じたんだと思い嬉しかったです。

参加してみての今の一番の感想は、茶道を愛する人に沢山会えて良かったということです。同じグループの多分最年長と思われる方は、遠方から飛行機を三路線も乗り継いで来られたそうです。大変ですね、という問いかけに、「いいえ~来られて楽しいわぁ。」と言われていました。

各会場でのおもてなしは素晴らしかったです。担当された先生方の中には2年前から準備をされたとも伺いました。私は会記と睨めっこでお勉強をさせて頂きました。

それから、秋田県の同門会だけでなく、秋田県、会場となった市町あげての歓迎ぶりにもびっくりでした。大阪からの飛行機も茶道関係の人で一杯でした。それとデパートや個人商店にも「歓迎」の貼り紙がされてありました。同門会が町おこしに一役買っているのだと思いました。

おもてなしの中に、秋田がコンパクトに纏められていて、ちょっとした秋田通になったような気分にもなれました。

秋田で有名な食材といえば、あきたこまち、ハタハタ、とんぶり、比内地鶏、きりたんぽ,稲庭うどん、いぶりがっこ(燻した大根を漬けたもの)を思い出します。会でご用意いただいたお料理にも使われていました。

お菓子は「もろこし」。これまでは乾燥のもろこししか知りませんでしたが、角館では「生もろこし」があり、驚きの美味しさでした。

秋田のお祭りで有名なのは8月に催される竿灯祭り。冬にはナマハゲ。両方とも大会式典の会場にお目見え。突風に竿灯が倒れる場面もありましたが、迫力満点でした。

帰りは会場から着物のままで帰りましたので、スーツケースの空きスペースは食材とお菓子で一杯になりました!もちろん思い出も!!

私達のグループの日程を書いて見ます。

一日目(秋田市・由利本荘市)

① 8:20ホテル出発→三浦館(支部席・薄茶)→亀像山 補陀寺(家元席・濃茶)→亀田城「深山軒」(支部席・薄茶)→彌高神社(支部席・薄茶)→16時頃~大会式典・記念講演→夕食会→ホテル帰着21時頃

二日目 角館(仙北市)

ホテル出発8:40頃→萬松山 天寧寺(支部席・薄茶)→角館散策→②龍澤山 雲巌時(支部席・濃茶)→秋田駅帰着15時頃

次回は来秋に大阪で開かれるそうです。ご縁があれば是非参加してみたいと思いました。(宗裕)

写真は①家元席のあった補陀寺②雨の中会場へ向かう姿③記念式典での竿灯祭りのデモンストレーション


2010年10月23日のお稽古

今日は秋晴れの元、炉開きに備えて灰作りをしました。

いよいよ次回のお稽古は炉開きの茶事です。

先生のお庭で灰をふるいにかけながら、よく肥えた畑の土と似ているなぁなんて思っていました。思えば灰は木が燃えたもの。地球上の土は木や草が枯れたもの、火山の噴火物などが堆積したもの。元が一緒なんだから当然ですよね~。世間話をしながらあっという間の楽しい作業でした。

来週は秋田で全国大会が開かれます。私は初参加です。帰ってきたらリポートしたいと思っております。お楽しみに!!(宗裕)


11月のお稽古の予定

6日(土)

13日(土)

20日(土)

炉開の茶事は11月3日(祝)の予定です。


2010年10月9日のお稽古

やっと秋らしくなりましたね。

茶室の設えも徐々に風炉から炉へと近づいていきます。

今月は大棚の点前で、爪紅及台子一つ飾りです。

床の間の軸にも花入れにも秋がいっぱい。

手作りのお菓子は先週は栗の茶巾絞り(大徳寺納豆が美味)でしたが、今週はむらさき芋の求肥の中に栗の渋皮煮が丸ごと一個。とっても秋!とっても贅沢!熱めのお薄を頂くと、もうたまりませんね。次回も楽しみです。

楽しみと言えば11月3日は口切りのお茶事があります。炭点前、懐石料理、濃茶、薄茶と本格的にお勉強できます。お茶事だけの参加も大歓迎です!

その前に灰作りが待っています。忙しくなりますが、楽しみです!!(宗祐)


2010年9月25日のお稽古

最近のお稽古場は、若い人が多くて10年選手の私も本当に勉強になります。

先生の手取り足取りのご指導の中に、忘れていた細かい所作を再発見することもしばしば。いつも同じことが出来るようにお稽古しているはずが、だんだん省略形になっていってしまっているのですね。反省しきりです。

さて、本日のお軸は「踏み分ける萩よすすきよ」と書かれてありました。 お菓子は栗の茶巾しぼり。今年の夏の暑さがトラウマのように残っていますが、「ちゃんと秋は来ていますよ。安心して。」と言い聞かされたような気持ちになりました。(宗裕)


10月のお稽古の予定

2日(土)

9日(土)

23日(土)

炉開の茶事は11月3日(祝)の予定です。


2010年9月18日のお稽古

ようやく秋の気配が感じられるようになってきました。

朝一番の木槿の絵のお軸とススキで飾られていましたが、お花の到着とともに写真のように模様替えされました。

主菓子は先生お手製の漉し餡と道明寺とゴマの組み合わせ。ゴマが風味よくて豊かなお味でした。(宗裕)


2010年9月4日のお稽古

酷暑の夏休みを乗り越え、秋のおけいこが始まりました。

とは言ってもまだまだ残暑は厳しいようです。

今月は風炉中置で細水指を使ってお点前します。

床には重陽の節句に因んだお軸、花は背負籠に白木槿、白蝶草、こえび草などが清楚に。

久しぶりに先生の手作りのお饅頭と薄茶をいただいて、ホッと一息つけました。

9月9日は重陽の節句。菊に長寿を祈ると言われますが今年の異常な暑さで庭の草花は日焼けしとってもかわいそうな状態。菊の花を愛でるなどまだまだ先のようですが、朝夕の涼しさが戻り、秋がやってくると茶道を楽しむ絶好の季節。あともう少しです。暑さに負けずにがんばりましょう。(宗祐)


2010年7月24日のお稽古

今日は上半期のお稽古納め。

皆さんで夏の予定について話し会い、「お元気で!」とお別れしました。