10月26日から27日に表千家同門会秋田大会が催されました。先生と先輩私の3人で参加してきました。関西に住む私達にとって秋田はなかなか行けないところ。いつも全国大会の運営やお席の会場となるお寺や歴史的建造物の素晴らしさを伺っていましたので、思い切って休暇をとり初参加して参りました。
会の開催中、殆どが曇天か雨、時には横殴りの雨に見舞われました。大会式典で秋田の会長さんが、会の成功は祈っていたがお天気になるように、と言い忘れてい た!と冗談まじりにおしゃっていましたが、2日目の朝には一瞬太陽がお目見えして、秋田の皆さんの祈りが通じたんだと思い嬉しかったです。
参加してみての今の一番の感想は、茶道を愛する人に沢山会えて良かったということです。同じグループの多分最年長と思われる方は、遠方から飛行機を三路線も乗り継いで来られたそうです。大変ですね、という問いかけに、「いいえ~来られて楽しいわぁ。」と言われていました。
各会場でのおもてなしは素晴らしかったです。担当された先生方の中には2年前から準備をされたとも伺いました。私は会記と睨めっこでお勉強をさせて頂きました。
それから、秋田県の同門会だけでなく、秋田県、会場となった市町あげての歓迎ぶりにもびっくりでした。大阪からの飛行機も茶道関係の人で一杯でした。それとデパートや個人商店にも「歓迎」の貼り紙がされてありました。同門会が町おこしに一役買っているのだと思いました。
おもてなしの中に、秋田がコンパクトに纏められていて、ちょっとした秋田通になったような気分にもなれました。
秋田で有名な食材といえば、あきたこまち、ハタハタ、とんぶり、比内地鶏、きりたんぽ,稲庭うどん、いぶりがっこ(燻した大根を漬けたもの)を思い出します。会でご用意いただいたお料理にも使われていました。
お菓子は「もろこし」。これまでは乾燥のもろこししか知りませんでしたが、角館では「生もろこし」があり、驚きの美味しさでした。
秋田のお祭りで有名なのは8月に催される竿灯祭り。冬にはナマハゲ。両方とも大会式典の会場にお目見え。突風に竿灯が倒れる場面もありましたが、迫力満点でした。
帰りは会場から着物のままで帰りましたので、スーツケースの空きスペースは食材とお菓子で一杯になりました!もちろん思い出も!!
私達のグループの日程を書いて見ます。
一日目(秋田市・由利本荘市)
① 8:20ホテル出発→三浦館(支部席・薄茶)→亀像山 補陀寺(家元席・濃茶)→亀田城「深山軒」(支部席・薄茶)→彌高神社(支部席・薄茶)→16時頃~大会式典・記念講演→夕食会→ホテル帰着21時頃
二日目 角館(仙北市)
ホテル出発8:40頃→萬松山 天寧寺(支部席・薄茶)→角館散策→②龍澤山 雲巌時(支部席・濃茶)→秋田駅帰着15時頃
次回は来秋に大阪で開かれるそうです。ご縁があれば是非参加してみたいと思いました。(宗裕)
写真は①家元席のあった補陀寺②雨の中会場へ向かう姿③記念式典での竿灯祭りのデモンストレーション
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