令和5年11月11日のお稽古

炉開き茶事が終わり今日から炉のお稽古です
お床には
竜田川の紅葉を詠んだ詩が書かれてある
もみじの葉のお軸
花入に生けられたススキと相まって
この時期ならではの美しいさです
先生手作りのお主菓子は
餡の色が初秋らしい黒糖饅頭
炉に変わりお点前の手順を思い出しながら
進め、春慶塗りの曲げ建水の扱いを
丁寧にご指導頂きました
(宗由)


令和5年11月4日炉開き茶事

11月というのに夏日の暑さでしたが、今年も無事に開炉を迎えました。
清々しく打ち水された露地を通り茶室に入れば、お床には「茶烟軽颺落花風」のお掛物と茶壺。
瓢での初炭から懐石へ、先生の手の込んだお心尽くしのお料理と美しく美味しいお菓子、お腹も心も満たされた後の一服は格別です。
後座のお床には吉兆の創業者である湯木貞一氏自筆の米寿祝の飾り扇、今年は山中先生も米寿ということで湯木様との思い出話とともにご披露くださいました。

今回は(も?)色々ハプニングがありましたが、主客心を合わせて一座を作り上げる喜びを味わうことができました。
何日もかけてご用意くださいました山中先生、ありがとうございました。ご亭主、半東さま、お疲れ様でした。(宗水)


令和5年10月28日研究会

秋らしくお稽古に向かう道中も涼しくなって参りました。
お床には「獨専山水を楽しむ」のお軸があり、待望の紅葉を楽しむ時期がやってきたなと実感致しました。
研究会では薄茶、濃茶をはじめ茶杓飾りや唐物のお点前を致しました。
先生お手製の主菓子はえごまの香りが豊かな栗きんとんで、中の餡が白餡で飽きのこない大変美味しいお菓子でした。
今年の風炉は今回で終わりですので、また来年まで今年学んだことを忘れぬようしっかり復習しつつ、炉のお稽古に励んでいきたいと思います。 (里)


【変更あり】令和5年11月、12月、令和6年1月の予定

11月

4(土)炉開き茶事

11(土)お稽古

18(土)お稽古

25(土)お稽古

—————————————————


12月

2(土)

9(土)

23日(土)お稽古最終日 ごまぜんざい

23日は恒例のごまぜんざいの日です。お昼前にご参集ください。ご出席の場合は先生までご連絡ください。

—————————————————

令和6年1月


1月13日(土)初釜

よろしくお願いいたします。


令和5年10月21日のお稽古

 急に朝晩が冷え込み、やっと次の季節がお出ましに。
 昨日の雨も上がり「雲悠々水潺々」のお軸のような、青空に雲が浮かび上がっています。お花は小海老草などの秋草が活けられています。以前「栗拾い」と社中で命名された主菓子はバージョンアップしてお味も一層美味しくなり、この時期ならではのお楽しみがまた一つ。
 お天気も良いことから炉開きに備えてお稽古の合間に灰作りを行いました。開炉のお茶事が楽しみですね。

(宗佳)


令和5年10月14日のお稽古

【秋聲満樹間】本日の掛軸お花は【菊とほととぎす】
 食籠の中には、うぐいす豆の餡を薄桃色の求肥で包み、柚の香をのせた主菓子五感を刺激します。
 週の終わりにこのお茶室に集い、誰れともなくお点前が始まります。 先生お手製の主菓子と美味しいお茶を一服すると、ゆっくりとした時の流れを感じ 日常ではない景色がここに表れます。摩訶不思議で贅沢な私の幸せ時間 この場を設えてくださる先生に、そしてご相伴してくださいます社中の皆さまに感謝です。(時)


令和5年10月7日のお稽古

吹く風は明らかにこれまでとは違い、本日のお掛物「秋晴」にふさわしい清々しいお稽古日和となりました。
床間にはススキと木槿、中置きの風炉にもめぐる季節を感じます。
先生お手製の主菓子は栗蒸し羊羹。
大振りにカットされたその厚さに一瞬怯んだものの、モチっとした口当たり、優しい甘さ、ゴロッと入った栗はまさに口福といったところ。
「うまっ!」思わず言葉が転げ落ちます。
皆に請われて伝授された先生のレシピは、似ても似つかぬ出来に肩を落とす自分がよぎり自作を辞退、他の方々に心の中でそっとエールを送っておきました。

このひと月、茶室の設えに追いつこうとするかのように駆け足で深まる名残の季節、楽しみながらも惜しみつつ、大切にお稽古していきたいと思います。
    (宗仁)


令和5年9月30日のお稽古

今年の仲秋の名月は満月と重なり
美しさが増した名月を楽しむ事ができました。
翌日は9月最後のお稽古日。
お床には『秋月照湖上』のお軸がかけられ
先生手作りのお主菓子はお月見団子。
竹細工の花入にすすきが生けられ
まん丸のお団子に添えてありました。
毎回の事ですが
茶道の美学を上手に表現されて
素敵なセンスに感動です。
秋の風情が立ち込めるお茶室で
季節の移ろいを感じ心豊かな時間を
過ごす事ができました。(宗由)


令和5年9月16日のお稽古

秋の実りが嬉しい季節、先週は山中先生米寿個展の会を華やかに無事迎えることができました。来観下さった皆様にも、そして社中の皆さんも大変喜び多いひと時を過ごすことができたようで嬉しく思います。

そして今日は、その余韻に浸りながらの楽しいお稽古でした。

お床には「茶烟永日香」のお軸と花籠には矢筈薄にりんどうなど時季の花。
主菓子は「会の名残」。そしてカンピョウや大徳寺納豆で作った御干菓子も勿論先生お手製です。他にはない美味しさです。
会を振り返っての楽しい話と共に頂くお抹茶は心和むお味でした。

先生、おめでとうございます。
感謝と共にこれからも御指導よろしくお願い申し上げます。

(宗英)


令和5年9月9日〜10日 山中先生 米寿の個展

このたび2日間にわたり、山中先生の『米寿の個展』が開催されました。
ご遠方から通りすがりの方まで、著名な方々からお子様まで、多くの方にお越しいただき、盛況のうちに無事終えられましたこと、感謝申し上げます。

個展は書、彩墨画、陶芸、茶道、そしてボールルームダンスまで、バイタリティにあふれる先生の多彩な世界が広がり、皆様、先生のご説明を聞きながらご堪能くださいました。

宗泉会はお茶席を担当させていただきました。
こなしの中に餡やエゴマなどひと手間ふた手間かけられた主菓子と、干瓢、和三盆、雲平の3種のお干菓子は、先生が皆様に喜んでいただきたいとお一人でお手作りされました。
おもてなしに至らぬ点多々ございましたこと、こちらでお詫び申し上げますとともに、先生のお菓子でお茶のひとときをお楽しみいただけていれば幸いです。

このたびは様々な方面の方々が先生のためにお越しくださり、先生の人脈の広さ、人望の深さに感銘を受けました。それもこれまで積み重ねてこられたご努力、たゆまぬご精進あってのことでしょう。
米寿を迎えられてなお前を向かれる姿勢、まだまだご活躍いただきたい、先生の元でお勉強させていただきたいと強く思った2日間でした。 (宗水)