平成24年4月17日~18日 表千家同門会 美ら島沖縄大会

 今月の17日~18日に、沖縄で開催されました全国大会に参加して参りました。

大会の間はお天気に恵まれ、同門会員皆様の普段の心がけのよさの賜物と感じ入りました(前後は雨、所によりスコールでした!)。私の一番の心配事は袷の着物で二日間乗り切れるか、という点でしたが、湿気の多い沖縄としては珍しくからっとしたしたお天気が続き、なんとか乗り切ることが出来ました。

全国大会ミステリーツアー!?どこへ行くかは大体は分かっていますが、当日まで具体的にどの順番でどこへ行くのかなど分からないことが一杯。今回のツアーでは思ってもいなかった首里城や万座毛の観光もついていて驚きでした。何しろ900人弱の着物の集団の移動、迫力がありましたよ~。

私達の回ったコースを順番にご紹介します。

4月17日

①8時40分ホテル出発。むら咲むら(読谷村・大河ドラマ「琉球の風」のロケ地)の薄茶席では「ちんびん」という黒糖の生地を巻いただけのシンプルなお菓子を頂きました。お隣の建物ではちんすこう沖縄月というシーワーサーの入ったお餅とブクブクー茶を頂きました。ブクブクー茶は煎り米湯とさんぴん茶を混ぜてあわ立てたもの。泡をソフトクリームを食べるみたいにかぶりついて頂きます。沖縄らしさ満載で、一気にテンションが上がりました。周囲はさとうきび畑!

②ブセナテラス点心席。泊まってみたいホテルの上位に入るところらしく、スパニッシュ調?の建物はすみずみまで清らかでした。

③万国津梁館 薄茶席。ブセナテラスのすぐ横にあり、00年の沖縄サミットの会場だけあって海の側の絶景。会議が開かれた場所で、イタリア、フランス等々、色んな国の陶器をお茶碗に見立てて出されました。

④万座毛観光 まさか行けるなんて!着物でもなんのその。トコトコ歩いて見に行ってきました。

⑤式典 沖縄コンベンションセンター。ここは大きなコンサートの開かれる会場とのこと。沖縄の格調高い踊りと唄を披露してくださいました。19時にホテル着。

18日

①8時出発!首里城観光。お城の中は結構アップダウンがありますが、同じバスの方たちはせっせと登られていました。私の祖母くらいの方も杖をついて頑張られていました。背中を押して差し上げようと思い声をかけたところ、にこっと、「私のペースで行きますから。」と。写真をとっていたら、いつの間にか抜かされていました・・・。

②識名園 薄茶席。琉球王家の別邸。世界遺産です。大きな池を臨んでお茶席が設けられていました。お家元を同じお席に入ることが出来て光栄でした。

③ハーバービュークラウンプラザ点心席

④沖縄護国神社 お家元席でお濃茶を頂きました。3人ずつ供されましたので、熱々を頂きとても美味しかったと皆さん仰っていました。琉球王より宗旦へ賜った香合が里帰りし、お披露目されていました。

⑤波の上宮 薄茶席 那覇唯一のビーチ、波の上ビーチのそばにあります。海側から見ると断崖絶壁の上に立っていますが、残念ながら中から海を見ることが出来ません。今は海側に複数の道路が走っていますが、昔はなんとも素晴らしい景色だったのでしょう。14時半に終了。

以上です。ここ数年沖縄にはまって通っている私にとって、今回の大会はより深く沖縄を知るきっかけになったと思います。琉球王朝の歴史や当時の交易などにとても興味が湧きました。少し勉強をしてみようと思っています。

写真は上から首里城の守礼の門、真ん中が万国津梁館から海を臨んで。手前の葉は月桃です。大会中いろんな設えの中に使われていました。下が識名園を移動中のご一行。背中がウキウキしているようです。


平成24年4月21日のお稽古

 今月のお稽古は旅箪笥です。毎年会えるのを楽しみにしています。

本日のお軸は「日月無偏照」。先生がお家元の初釜でのくじ引きで当てられた縁起物です。

お花は先生のお宅で咲いたタイツリ草。今年は例年よりも沢山鯛が釣れたようです!

主菓子は恒例となっています新潟の草餅。先生がこの時期に取り寄せて下さいます。蓬がたんと入っていて体が喜ぶお味です。

お干菓子は、4月17日~18日に開かれた、「表千家同門会全国大会 美ら島沖縄大会」の参加者からのお土産が並びました(レポートは後日にアップします)。カラフルな色合いは、今NHKで放映されている「テンペスト」でみる琉球王朝を彷彿とさせます。

干菓子盆には先生が見つけられた黒糖とナッツの羊羹。おせんべいは「花や果」。薄い煎餅なのですがゴーヤ、ウコン、ベニイモなどの沖縄の食材の味がしっかりとしているのが特徴です。ピンク色のお菓子は沖縄では結納に使う松風(まつかじ)という結びの形をしたお菓子。あまりにも大きかったので割って盛り付けました。そして沖縄の定番新垣のちんすこう。松風とちんすこうは実際に全国大会でお干菓子として出されたものです。もちろん松風はミニサイズでした。

茶団子は、以前にお稽古に来られていて遠方に引っ越された方が遊びにいらしてお土産にお持ちくださいました。嬉しい再会でした。(宗裕)


平成24年4月7日のお稽古

桜が満開に近づきつつある中でのお稽古でした。

4月は旅箪笥のお稽古です。

お茶室は桜で一杯でした。お花は寒桜と雪柳。お菓子先生のお手製の「桜」。桜のお干菓子も華やかに桜を咲かせていました。

麩焼き煎餅は、徳島のお土産の「鉄崖」。和三盆の上品な甘さが素晴らしかったです。大禹謨(だいうんぼ)も徳島から。ニッキが効いたお饅頭。ぼってりとした形は、水害から民を守った石碑の形を模したものだそうです。(宗裕)

 

 

 

 


平成24年5月のお稽古の予定

12日(土)

19日(土)

26日(土)


平成24年4月のお稽古の予定

7日(土)

21日(土)

28日(土)


平成24年3月31日のお稽古

 桜の開花が例年より一週間ほど遅れているとのことですがお茶室は春爛漫でした。

本日のお花は椿と柳です。柳はお正月に床の間に飾られていたもので芽吹いていました。

主菓子は先生お手製の関東風桜餅が出されました。

お干菓子のうち丸いお餅「関の戸」とカラフルな淡雪は伊勢のお土産。右上のパステルカラーのお菓子は奈良の「青丹よし」です。

本日のお稽古の中で濃茶のあとに続き薄のお点前の稽古をしました。手順を沢山忘れていてしどろもどろでしたが、ミニ茶会みたいで楽しかったです。(宗裕)


平成24年3月17日のお稽古

 今日は朝から雨でした。日一日と
春を近づけてくれる雨でしょう。
 さて、今日の主菓子は生徒さんの
一人の方が作ってくれました。イチ
ゴ大福です。
 吟味して吟味してイチゴを購入し
てお饅頭を作るも、これは違うと、
また違う種類のイチゴを買い直して
作っていただいたとのこと。
 中央にうっすら見える赤色がえく
ぼ饅頭のようで可愛らしく、お雛祭
りの時節に合っていますね♪
 白餡のやわらかい甘さとイチゴの
瑞々しさが相まってペロリといただ
けました。(宗香)


				
				
				

平成24年3月10日のお稽古

  今日のお軸は、すこし春の兆しを感じ始めたころにいつもお目見えします。「水温み 静かに思うことのあり」と書かれています。皆さんは何を思われますでしょうか。

今月のお道具です。前のお稽古の報告の中でも触れましたが、こちらも先生のお作の置き水差しです。話し出しそうな存在感、感じませんか?!

今日のお菓子は梅餡のお饅頭でした。しっとりたっぷりと大満足で頂きました。(宗裕)


平成24年3月3日のお稽古

 ひな祭り当日のお稽古。先生は私達女の子?のために準備をして下さっていました。幾つになっても嬉しいものです。

床の間には雄雛雌雛のお軸。その横には七段のひな壇飾りが飾られていました(昨年2月19日の写真をご参考に)。桃の花に菜の花・・・幸せ一杯なお床でした。

お菓子は先生お手製の草団子。濃いよもぎのお団子で、中に餡が入っていました。干菓子はひなあられにお雛様の焼印のされた麩焼き煎餅。おもたせの京都の金 谷正廣の真盛豆も加わりました。家に帰って調べてみましたら、とても歴史のあるお菓子だそうです。黒豆と大豆粉を重ねた上に青海苔をまぶしたもので、食した秀吉が絶賛したとか。利休さんもご 存知だったかもしれませんね。

今月のお稽古は置き水差しです。先生お手製の水差しの写真は後日アップします。その水差しを拝見する度にずっと思っていたことなのですが、不思議の国のアリスのティーカップのように話し出しそうなほど不思議な存在感があるのです。カメラのファインダー越しに話しかけながら撮ってみます。どうかお楽しみに!(宗裕)


平成24年3月のお稽古の予定

3日(土)

10日(土)

17日(土)

31日(土)

※2月25日(土)のお稽古が先生のご都合でお休みになりました。その代わりに、3月は4回あります。