平成24年6月16日のお稽古

 

雨がしとしとと降る中でのお稽古でした。

お茶室で感じる雨はしっとり爽やかなのは不思議なものです。

お軸は「水冷々風颯々(みずれいれい かぜさっさ)」。

お花は黒ヒエ、孔雀草、矢筈葦、小判草でした。黒ヒエはちゃんと食べられるそうです!

お菓子は、葛焼き、。先生が空豆餡を練りこんで作られました。

干菓子は謝花きっぱん店のきっぱんと、とよす製のおかき。ドライトマト味が好評でした。(宗裕)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


平成24年6月9日のお稽古

 昨日、関西地方は入梅しました。

梅雨らしくしっとりとお茶室は設えられていました。

お軸は「魚戯蓮葉間」。主菓子は葛饅頭でした。

桑小卓のお点前は柄杓、蓋置、建水の扱いが難しくて苦戦中です。先生はそんな私達にむかってずっと手順を教えてくださっていて大忙しでした!(宗裕)


平成24年7月のお稽古

7日(土)

14日(土)

21日(土)

28日(土)


平成24年6月2日のお稽古

今月からは棚は桑小卓です。

杓の飾り方や平建水の扱いなど、一年ぶりの棚のお点前に戸惑いましたが、棚に飾られた、水差しに陽光がさすと、とても涼しげで初夏らしい風情です。

床には藤の花の句の軸、その前には濃いピンク色の京鹿子の 花。お菓子は、私の自作の苺大福。いつも先生の手作りのお菓子で口が肥えている弟子達ですが、気を遣って美味しいと言ってもらいました(笑) 宗祐


平成24年5月26日のお稽古

 本日のお軸は「雲悠々水混々」

お花はリョウブ、矢筈葦、小判草でした。

お菓子は、先月にあった沖縄の全国大会にちなみまして、沖縄尽くしでした。主菓子は沖縄のお茶席で出されましたちんびんを、先生が工夫されたもの。焼き目がランダムに出ていて、岩石みたいだと思いました。生地の黒糖と中のうぐいす餡が相まって、滋味豊かなお味でした。今でも家庭で作られている庶民のお菓子だそうです。私はちんびんにはまってしまい、全国大会の帰りの飛行機で、ちんびんを買い込んで食べておりました。

干菓子は先生が阪神百貨店で開かれていた沖縄の催しで買ってきてくださった、謝花きっぱん店の冬瓜漬。ココナッツをまぶしたものが、沖縄らしさを演出していました。宮廷で食べられていたお菓子だそうです。(宗裕)


平成24年6月のお稽古の予定

2日(土)

9日(土)

16日(土)


平成24年5月19日のお稽古

 床のお軸は「薫風」の句。文字通り風薫る、清々しいお稽古日和でした。

お花は舟形の花入れに黒蝋梅と雪の下。

主菓子は先生手作り紅芋饅頭。中はうぐいす餡で実に美味しかったです。

新しい弟子達は、割り稽古を卒業し、お薄点前を一通り出来るように、今がんばっています。どんどん成長していて、これからが楽しみです。

今日のお干菓子は弟子達のお土産で、北京の蜜麻花、広島の川通り餅、鎌倉の小鳩豆楽、高知のおちょぼ羊羹等盛りだくさんでした。干菓子選びも先生に褒められて嬉しかったです。(宗祐)

 


平成24年5月12日のお稽古

 今日から風炉のお稽古です。

 今月のお道具は置き水差しです。

 今日の床の間は端午の節句。あやめがそこで咲いているみたいですね。最近、巷ではちゃんと節句をお祝いすることって少なくなってきているなぁと思います。

お菓子は4日に堺を尋ねた際に、先生が予約して下さって、昨日送られてきた、青山盛月堂のむら雲。昭和天皇のお好みだったそうです。ぬれ小豆に求肥がマッチしておかわりしたいくらいに美味しかったです。(宗裕)


平成24年5月4日 「利休探訪」ツアー

ゴールデンウィークも後半に入った5月4日に、利休さんのご誕生の地、茶道発祥の堺を「利休探訪」と銘うって尋ねてきました。そんな私達のツアーを助けていただいたのは、堺観光ボランティア協会のガイドさんでした。

ガイドさんによると堺という名前の由来は、摂津国、和泉国、河内国の「境」からきたそうです。陸路でも海路でも要衝の地だったのですね。

堺はこれまで3回も町が全焼したそうです。大阪夏の陣、江戸の大火、第二次世界大戦の空襲の3回です。大阪の夏の陣の後は町の区画も大きく変わったそうです。

私達が巡ったコースは、

①利休屋敷跡  ②武野紹鴎屋敷跡  ③今井屋敷跡  ④南宗寺  ⑤大安寺  ⑥堺市茶室伸庵  ⑦仁徳天皇陵稜    と盛りだくさんでした。

今回一番期待したのは、利休さんの堺での生活に思いを馳せることでした。利休さん、師匠の武野紹鴎、そして南宗寺のお坊さんが徒歩数分圏内の中で濃いご近所付き合いをされていたこと、切磋琢磨をされていたことが想像できて満足できました。

南宗寺の境内

今は井戸を残すのみとなっていますが、かつて海の側に利休さんの大きな屋敷がありました。その西隣に武野紹鴎の大屋敷があって武野紹鴎の屋敷から西を臨むとすぐ近くに南宗寺があったそうです(現在は南へ移動しています)。さらに南蛮貿易の盛んな頃。国際色豊かな町の中は、きっと沢山の刺激があったことでしょう。

深清鮨のお店前

合間に銘菓のお店を数店回りました。利休さんのおられた時には既にあった、本家小嶋のけし餅、かん袋のくるみ餅が印象的でした。お土産は深清鮨のあなごにぎりでした。

最後は大仙公園の仁徳天皇稜。当然なのですが、前に立つと小さな山というか森というか・・・。今は仁徳天皇は存在しないという説が有力で、現在の社会の教科書では「大仙稜」などと表記されることが多いそうです。

堺は美味しいものが沢山ありますし、歴史的にも興味深い町です。今度は古代、中世とテーマを絞って、是非近いうちに訪ねたいです。(宗裕)

(上)利休屋敷跡  (中)南宗寺  (下)ガイドさんの説明を聞いているところ。


平成24年4月28日のお稽古

 ゴールデンウィーク一日目のお稽古でした。

昨日は堺の南宗寺でありました、家元御献茶の添釜濃茶席のお手伝いをさせて頂きました。今日はその話でもちきりでした。一様に感動覚めやらぬ面持ちでした。

本日のお軸は「天地無私」。みんな平等という意味合いです。お花は矢筈葦、鳴子蘭、黒蝋梅でした。蘭の小さな白花が可憐でした。

お菓子は関西風桜餅。名残の桜ですね~。

お干菓子は、青丹よし、桜の落雁、鉄崖、ちんすこう、くんぺん(沖縄のパンのような生地の中にナッツの詰め物が入っている)。

来月から風炉のお稽古です。楽しみです。

5月4日に堺へ「利休探訪」の日帰りツアーへ出かける予定です。またレポートを致します。(宗裕)