平成25年4月20日のお稽古

桜もすっかり葉桜となり、4月も中旬というのに、今日は肌寒い一日でした。

untitledそんな日に、身も心も温まる絶品の主菓子は、先生が新潟から取り寄せてくださった笹団子です。蓬たっぷりの濃緑色のお団子の中には粒あんが。それを香りのよい笹でくるんであり、しかも蒸したて!この一手間に感謝しながらアツアツをいただきました。

お軸は「水聲清」。干菓子は小田原銘菓の「月の精」と吉野の松屋本店の「やまぶき」です。

今月もまた新しいお弟子さんが増え、一層にぎやかな新年度のスタートとなりました。(宗祐)


平成25年4月6日のお稽古

1304棚1     4月になりました。今月のお稽古は旅箪笥です。毎年春になり会えるのが楽しみです。お棚に対して会えるという表現は適切ではないかもしれませんが、なぜかそのような気持ちになります。桜の生地の棗には桜の花があしらわれています。

130406床本日のお軸は「満城花月唱春燈」。お花は袖隠と雪柳でした。袖隠の大輪の花びら、大きな蕾はおおらかな気持ちにさせてくれました。

130406主菓子主菓子は先生お手製の関東風桜餅。生地がモチモチで豊かな美味しさです。

お干菓子は、亀屋吉永の花一枝、吉野の松屋本店のやまぶき。お土産の広島宮島の藤い屋のもみじ饅頭もあっ130406干菓子て幸せでした。(宗裕)


平成25年3月16日のお稽古

130316床  今日のお軸は筍の絵が描かれていました。土から頭を出している筍がなんとも力強くて圧倒されました。そして美しい春の光を表現した色合い。澄んだ色を出すには必ず墨を混ぜるのものだそうです。美しい色には墨色が含まれているって・・・不思議ですね。

お花はクリスマスローズ、木瓜、黒ねこ柳でした。

130316主菓子主菓子は先生お手製の薯蕷あんの茶巾。桃のお花ですね。130316干菓子あんを練る作業は骨の折れる作業なのだそうです。感謝しながら頂きました。お干菓子は、先生が成城石井で見つけてこられた野菜チップス。紅芋、にんじん、さやいんげん、ゴーヤ、れんこんと、素材そのものの味がしました。みなさん、ポリポリと美味しそうな音を立てながら召し上がっていました。3月のお稽古は今日でおしまいです。次回は4月6日。もしかしたら桜が咲いているかもしれませんね。(宗裕)


平成25年3月9日のお稽古

 

IMG_0746寒い冬から一転、お稽古日は4月の陽気でした。

今月のお稽古は、糸巻き二重棚爪紅です。写真は総飾りです。130309床

本日のお軸は水に浮かぶ船と漕ぐ人の絵、そして「水温む静かに思うことのあり」と書かれていました。皆さんは何を思われますでしょうか。

二日後の3月11日は東日本大震災から2年130309花になりますね。私は東北のことを思っていました。

お花はユキサクラと木瓜でした。ユキサクラは輪っかになっていて、天使が手を繋いでいるような清らかな印象でした。

お菓子はとらやの季節限定の羊羹「紅梅染」。紅梅と幹が羊羹に表現されていて130309お菓子見事でした。お干菓子は仙台、売茶翁というお店のみちのく煎餅。薄くてパリパリとした触感に上品な甘さが大好評でした。現地でしか買えない貴重なものだそうです。そして北海道、山樹氷のハッカ樹氷、振り出しには京都、大極殿の雛あられでした。(宗裕)


平成25年4月のお稽古の予定

【4月の予定】

6日(土)

20日(土)

27日(土)


平成25年3月2日のお稽古

130302床 そろそろ春の訪れが感じられそうな3月。130302主菓子
今日のお茶室はまさにそれを予感させられるしつらえでした。

お雛様の掛軸とお茶碗、桃の花に雛団子。こ130302干菓子2れら先生お手製のお道具、お菓子からは、春色いっぱいの華やかさと共に、先生の温もりも感じられる、春先取りのお稽古になりました。
今日から新しいお弟子130302.干菓子1jpgさんも加わってパワーアップです!(宗香)

 


平成25年2月16日のお稽古

130216床  本日のお軸は「心あらば たずねてきませ 鶯の 木伝い散らす 梅の花みに 良寛のうた」と書いてありました。お花は侘助。先生宅でようやく開いたそうで、木の奥にある一本を求めて分け入られたそうです。梅と椿。優しい1302道具色合いに心が和みます。今年は毎日きんと冷える日が続いていますが、春はそこまで来ているのですね。

右写真は今月お稽古しています好文棚です。梅型の透かし模様がいいですね。如月の小棚なのですね。菱形の棚に菱形の水差しがぴったり合っていて、見て楽しくお稽古が出来ました。

130216菓子1今日のお菓子は札幌雪祭りへ行かれていた方からのお土産が並びました。主菓子はわかさいも本舗130216菓子2の「おいしいまんじゅう」。驚きますが、このお菓子のご銘なのです。お干菓子は札幌の「きなこの華」。大豆、玄米、かぼちゃやほうれん草がミックスされた体に優しい1品。それから麩焼き煎餅と二人静でした。(宗裕)


平成25年2月9日のお稽古

130209床 お軸は「一期一会」。本日から新しくお稽古に来られる方がいらっしゃいました。

お花は椿と木瓜の枝でした。

130209菓子お菓子は今日も盛りだくさんでした。

先生お手製の主菓子は栗と白雪(伊丹の酒屋さん)のこぼれ梅を一緒にした餡にお餅がくるんであって絶品でした。お口の中で軽く、後味もすっとさわやでした。こぼれ梅とはみりん粕です。今では殆ど作られていない珍しいもので、古典落語にも出てくる歴史のあるお菓子だそうです。

干菓子は黒いひょうたん型のお盆は先生のカナダお土産のヌガー五色豆、、麩焼き煎餅でした。赤い四角お盆はおもたせの両口屋是清の和三盆二人静と佐賀の一口もなかでした。(宗裕)


平成25年2月2日のお稽古

130202床平常のお稽古がスタートしました。

今月のお稽古は好文棚です。

お軸は扇面に「侘数奇常住茶之湯肝要」。茶の心を寝ても覚めて四六時中忘れてはいけないという意味です。心を新たにお稽古に励みましょう、という先生からのメッセージですね。お花は椿と蝋梅と柳の枝でした。

130202お菓子お菓子は写真のとおり盛りだくさんでした。左点前が先生お手製のお饅頭。梅の花をかたどってありました。右上が奈良のぶと饅頭。「ぶと」とは遣唐使が奈良へ伝えたお菓子だそうです。お味はあんドーナツみたいです。奈良からお稽古に来られている方からのおもたせでした。干菓子は豆政の五色豆、先生のカナダのお土産のワインゼリー、淡雪でした。(宗裕)

 


平成25年3月のお稽古の予定

【3月のお稽古の予定】

2日(土)

9日(土)

16日(土)