平成25年2月9日のお稽古

130209床 お軸は「一期一会」。本日から新しくお稽古に来られる方がいらっしゃいました。

お花は椿と木瓜の枝でした。

130209菓子お菓子は今日も盛りだくさんでした。

先生お手製の主菓子は栗と白雪(伊丹の酒屋さん)のこぼれ梅を一緒にした餡にお餅がくるんであって絶品でした。お口の中で軽く、後味もすっとさわやでした。こぼれ梅とはみりん粕です。今では殆ど作られていない珍しいもので、古典落語にも出てくる歴史のあるお菓子だそうです。

干菓子は黒いひょうたん型のお盆は先生のカナダお土産のヌガー五色豆、、麩焼き煎餅でした。赤い四角お盆はおもたせの両口屋是清の和三盆二人静と佐賀の一口もなかでした。(宗裕)


平成25年2月2日のお稽古

130202床平常のお稽古がスタートしました。

今月のお稽古は好文棚です。

お軸は扇面に「侘数奇常住茶之湯肝要」。茶の心を寝ても覚めて四六時中忘れてはいけないという意味です。心を新たにお稽古に励みましょう、という先生からのメッセージですね。お花は椿と蝋梅と柳の枝でした。

130202お菓子お菓子は写真のとおり盛りだくさんでした。左点前が先生お手製のお饅頭。梅の花をかたどってありました。右上が奈良のぶと饅頭。「ぶと」とは遣唐使が奈良へ伝えたお菓子だそうです。お味はあんドーナツみたいです。奈良からお稽古に来られている方からのおもたせでした。干菓子は豆政の五色豆、先生のカナダのお土産のワインゼリー、淡雪でした。(宗裕)

 


平成25年3月のお稽古の予定

【3月のお稽古の予定】

2日(土)

9日(土)

16日(土)


平成25年1月20日 初釜

 

IMG_0709寒さが少し緩んだ快晴の日曜日、初釜を迎えました。

年に一度先生が亭主になられて、もてなしていただける楽しみの日です。

今年の初釜は、先生がカナダから帰国されてまもなくでしたので、お土産話を伺いながら、和やかに進んでいきました。

床の間のお軸は「梅花和雪庭」。お花は椿と結び柳。扇子は先生がお家元の初釜で引き当てられた縁起物です。香合は琵琶をかたどったもの。琵琶は芸事の神さまである弁天さんが持っていま。ヘビは神様の使いとして、弁天さんと一緒に祀られていることが多いことから、琵琶は巳年を表わすものなのだそうです。IMG_0652

まず最初にお濃茶をいただきました。主菓子は餡の中に大徳寺納豆が散りばめられた薯蕷饅頭でした。先生お手製の蒸し器でほかほかに蒸して出されました。その後にいただくお濃茶はまったりと美味でした。

次に点心をいただきました。先生お手製のお節料理です。毎年少しづつ内容が変わるのが楽しみですし、とても勉強になります。私は先生のお節から毎年1品づつくらいマネをして作ってみています。

最後に薄茶をいただき、お楽しみのくじ引きへと移りました。先生直筆の干支のお扇子をいただきお開きとなりました。今年もお扇子と一緒にお稽古に励みましょう。とてもとても善い一日でした。(宗裕)


平成25年2月 お稽古の予定(注意 変更あり)

【平成25年2月の予定】

2日(土)

9日(土)

23日(土)中止となりました。

代わりに16日(土)がお稽古日となります。

 


平成25年1月8日 今宮十日戎献茶式副席

吉兆1新年明けましておめでとうございます。

宗泉会の今年のお稽古初めは、今宮戎献茶式 副席のお茶席のお運びの手伝いをさせていただきました。吉兆2

吉兆の店内は今宮戎の笹や縁起物で福々しく飾られていて、豊かな心持ちになります。宗泉会の地元の西宮戎の笹は作り物ですが、今宮戎の笹は本物で青々と瑞々しかったです。

昨年は献茶式に参列することが出来ました。雅楽が奏でられる神殿の中、お家元が御神水を使って濃茶と薄茶を戎様お献茶されるのを目前で拝見でき、とても感動したことを思い出していました。

お茶席で出されたお菓子は三重県桑名市から取り寄せられた若菜まんじゅうでした。薯蕷の生地の中に紅色の餡がくるまれていて、手で割ると紅白が目に鮮やかでした。ホカホカに蒸して出されましたので、寒い外から来られた方々に喜ばれていました。

写真の建物は吉兆さんです。モデルは当社中の者です。若い人たちは振袖で頑張ってお運びをしました。皆さんと「新年早々幸先のいいスタートが切れて、今年もいいことが一杯ありそうですね。」と帰り道に話し合っていました。(宗裕)


平成24年12月22日のお稽古

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お稽古納めを迎えました。

お軸は「先今年無事目出度千秋楽」。みなさんと迎えられる今日の日は特別に嬉しい日です。

お花は菊と伊勢ナデシコでした。凛とした美しさを感じます。

お稽古納めは先生お手製のごまぜんざいをいただいて、一年を締めくくります。今年のごまぜんざいも、体中に染み渡る感じでした。美味しいだけでなく薬効もあるに違いないと思ってしまいます。

2imageごまぜんざいを写真に撮るのは毎年難しく苦心します。漆黒のごまのお汁の中に白玉団子が隠れています。なんとなくお団子の影が見えませんか?炒りゴマから丁寧に練った練りゴマを番茶と砂糖でじっくり炊くと出来上がるそうです。ゴマのプチプチとした食感も残っているのが美味しいさの一つですね、と皆さんとフーフーしながら頂きました。幸せでした。

さあ、来年もお稽古を頑張りましょう。

本年も宗泉会を暖かく見守ってくださりありがとうございました。

皆様から「ブログを見ているよ」というお言葉にいつも励まされています。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。(宗裕)


平成24年12月8日のお稽古

121208床

本日のお軸は「冬嶺秀孤松」。冬山の赤松の姿が目に浮かぶようです。

お花は椿の蕾とフリージアでした。

1212道具遅ればせながら今月お稽古をしている長板の写真をアップします。存在感のある水差しに御注目を。お点前中に頼もしく見守ってもらっているような心持になります。

 

121208主菓子

お菓子は今回も先生のお手製です。椿の花ですね。

次回のお稽古は今年最後になります。

毎年恒例のごまぜんざいを頂きながら、一年をしめくくります。  (宗裕)


平成24年12月1日のお稽古

今週も長板のお点前です。お薄のお点前って本当に何通りもあるので覚えるのが大変です。

今回は「座り火箸に立ち火箸」、忘れないようにね!

お軸には柿の葉の落ち葉の絵。その前の花入れにも黒ろうばいの黄色く色づいた一枝。その葉が何枚か花入れの前にも散らしてあり、晩秋の風情に満ちています。

主菓子は銀杏餅。小豆あんを道明寺粉で包んであり、みんなが大好きなお饅頭です。銀杏を殻から取り出して綺麗な緑色を保つのに苦労されたようです。

お干菓子は北海道のじゃがいのお菓子と和三盆です。

今年もあと少しです。がんばりましょうね!(宗祐)


平成24年11月24日のお稽古

今日から長板のお稽古に変わりました。火箸の扱いにみなさん四苦八苦していました。

お軸は「竹深樹蜜虫鳴処時在微涼不是風」と書かれています。竹林のひんやりとた中に虫が静かに鳴いている・・・とお茶室の中でみなさんと想像していました。お茶室が急に竹林・・・こんな一時が楽しいものですね。

お花は菊、なでしこ、四時草。紅い小さい蕾が沢山見えるのが四時草です。名前の由来は夕方の4時頃に花が咲くそうです。午前中に写真をとっていますので蕾のままです。

お菓子は先生手作りの紅芋が入ったこなしでした。花粉にみたてたゆずがさわやかな後味を残しました。(宗裕)