平成25年9月21日のお稽古

今週は台風18号が関西を通過し、京都や滋賀などお茶にゆかりの深いところにも被害が及び、ずいぶんと心配しました。

130921床お稽古場のある西宮市もかなりの風雨で、「家が揺れて眠れなかった」「風が怖かった」という声が聞かれていました。

さて、本日のお軸は「雲悠々水混々」。台風の後には自然の偉大さを思わずにはいられません。お花は白の桔梗、白と赤の木槿、矢筈葦のすすきでした。

お菓子は、先生お手製の栗餡入りの葛まんじゅうでした。上に乗っていますのは大徳寺納豆。130921お菓子1栗は先生が水飴で炊いてくださったもので、それに葛と大徳寺納豆が合わって、唯一無二の深い味わいでした。お干菓子は先生が下呂温泉で求めてきてくださった、麦粉と和三盆の落雁、とちの実せんべい、やま柿でした。どれも秋らしい滋味にあふれた素朴な味わいのお菓子でした。

季節は秋へ向かっていっているのですね。

今日は夜咄ってどん130921お菓子2なお茶事?から話が発展していき、ぜひともと熱望する声に先生が応えて下さり、炉開茶事を夜咄茶事にかえて開かれることが決まりました。

秋の夜長のお茶事はうっとりといいものでしょうね。(宗裕)

 


夜咄茶事の予定

【夜咄茶事の予定】

11月3日(日) 日没の頃(時間は未定)

例年ですと炉開きが開かれる頃ですが、皆様のたってのリクエストを先生が聞き入れて下さり、夜咄茶事となりました。

時間等詳細が決まりましたらお知らせいたします。皆様ご予定下さい。

 

10月26日追記集合時間は17時となりました。日没を待って席入りとなります。

 


平成25年11月〜12月のお稽古の予定

【11月】

9日(土)

16日(土)

23日(祝)

 

【12月】

7日(土)

14日(土)

21日(土) 21日は年内最後のお稽古となり、恒例のごまぜんざいがあります。午前中にお越しください。


平成25年9月14日のお稽古

9月は菊のIMG_0860月、そして9月9日は重陽。重陽はご節句の一つで菊の節句ともいわれているそうです。昔は邪気を払って長寿を祈るため、菊の花を飾ったり、菊の花びIMG_0862らをお酒に浮かべて飲まれていたそうです。

重陽にちなみまして、本日のお軸は「重陽光日菊花新」。写真では見えませんが薄く菊の絵が描かれています。

お花は木蓮、萩、珍至梅でした。萩は昨夜は蕾だったそうですが、今朝になったら花開いていたそうです。秋ですね。

IMG_0857

本日の主菓子は、黒豆と道明寺のみぞれかんでした。道明寺のふっくらとした食感、黒豆の香りが優しい一品でした。お干菓子は大関のごま赤飯せんべい、ナッツケーキ、ポルポネーズというアーモンドクッキーでした。(宗裕)


平成25年10月の研究会の予定

【10月の研究会】

26日(土)

ご出席の方は先生までお知らせください。


平成25年10月のお稽古の予定

【10月の予定】

5日(土)

12日(土)

19日(土)


平成25年9月5日のお稽古

9月最初のお稽古日でした。先月まであれほど猛暑だったのに…随分と涼しくなりましたね。
急な秋の訪れに少し寂しい気がいたします。床
本日のお軸は「瀧」。流れ落ちて飛沫舞う様子が「瀧」の一文字で表現されています。
ススキに秋を感じつつ、勢いある滝が残暑を和らげてくれています。
本日は、風炉の中置き、細水差しを使ってのお稽古でした。だんだんと涼しくなり、風炉をお客様に少し近づけます。
水差しの蓋には少量の水をかけておき、蓋の水滴を建水にこぼすことで、お客様にも涼しさを感じて頂きます。季節にあわせた細やかな心遣いですね。お菓子
そして、先生がお誕生日を迎えられました。お花日頃の感謝とお祝いの気持ちをこめて、宗泉会一同よりお花をお贈りしました。これからも末永くご指導お願いいたします!
研修でお休みされていた方も戻ってこられ、お祝いにふさわしい華やかでにぎやかなお稽古日でした。(み)

平成25年8月3日 朝茶

今年も朝茶事が無事に行われました。暑い毎日が続いていましたが、当日は少し暑さが和らいだ朝を迎えました。

露地に入りますと、先日まで木々が繁っていましたがすっきりと整えてあり、水打ちされた木々が涼やかです。

DSCF4923茶室に入ると、ほの暗いお床に朝茶ではいつも掛けられる掛け軸がありました。「朝露」の文字と朝顔の絵があります。先生が平成三年にNHKの朝茶事の番組に出演された時に頂かれた記念のお軸で、毎年お目にかかれることを楽しみにしています。桑小卓にみどりの沖縄ガラス製の水差が涼しさを演出していました。

DSCF4866

ブルーベリーが入ってました

今回は懐石よりお茶事が始まりました。いつものお料理に一年ぶりの懐かしさを覚えました。イチジクのワイン煮ゴマのペーストがけ、鱧しんじょうの煮物椀、はもの皮の和え物などがありました。反対に新しい物としましては先生がカナダから空輸された冷凍ブルーベリーが預け鉢で出されました。ブルーベリーといえばジャムなど甘いイメージでしたが、あっさりさっぱりといくらでも頂ける美味しさでした。

懐石の後にはいよいよ主菓子です。DSCF4886銘は蛍火。大徳寺納豆入りの錦玉かんでした。

中立ちをはさんで、喚鐘の音を聞いてから再び席入りをし、DSCF4895改められたお床のお花を拝見し、お濃茶をいただきました。ご亭主が心をこめて練って下さったお茶はふんわり空気を含んで、かつまったりとしていて最高のお味でした。桑小卓の柱にご亭主が袱紗で作ったセミを結び付けて、続きお薄は半東さんにバトンタッチです。お干菓子は当日残念ながら参加できなかった方が作られた、色とりどりのこはく糖、先生のカナダからのお土産のカラフルなグミ、醤油せDSCF4902んべいでした。お薄のお代わりもいただけて幸せでした。

お茶室は天国のようなところ、と聞いたことがありますが、まさにそのような心持でした。猛暑の中準備をしてくださった先生、役にあたられたご亭主、半東の方々に感謝しながら先生宅をあとにしました。

8月は夏休みです。今年は殊のほか暑い日が続いています。どうか乗り切って9月に元気でお会いしましょうね。(宗裕)

 


平成25年9月研究会の予定

【9月の研究会】

28日(土) 10時~15時

場所:先生宅

御出席の方は先生までお知らせください。

内容:長緒及び濃茶・唐物


平成25年9月のお稽古の予定

【9月の予定】

7日(土)

14日(土)

21日(土)