平成25年9月21日のお稽古
9月 2013
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今週は台風18号が関西を通過し、京都や滋賀などお茶にゆかりの深いところにも被害が及び、ずいぶんと心配しました。
お稽古場のある西宮市もかなりの風雨で、「家が揺れて眠れなかった」「風が怖かった」という声が聞かれていました。
さて、本日のお軸は「雲悠々水混々」。台風の後には自然の偉大さを思わずにはいられません。お花は白の桔梗、白と赤の木槿、矢筈葦のすすきでした。
お菓子は、先生お手製の栗餡入りの葛まんじゅうでした。上に乗っていますのは大徳寺納豆。栗は先生が水飴で炊いてくださったもので、それに葛と大徳寺納豆が合わって、唯一無二の深い味わいでした。お干菓子は先生が下呂温泉で求めてきてくださった、麦粉と和三盆の落雁、とちの実せんべい、やま柿でした。どれも秋らしい滋味にあふれた素朴な味わいのお菓子でした。
季節は秋へ向かっていっているのですね。
今日は夜咄ってどんなお茶事?から話が発展していき、ぜひともと熱望する声に先生が応えて下さり、炉開茶事を夜咄茶事にかえて開かれることが決まりました。
秋の夜長のお茶事はうっとりといいものでしょうね。(宗裕)
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