平成26年2月14日のお稽古

オリン140215床ピックが始まり、寝不足の毎日が続いています。今日は早朝にフィギュアスケート羽生選手の金メダルが決まり、お稽古場もその話題で盛り上がりました。

それにしても毎日寒い日が続きます。今朝の阪神間も積雪が心配されましたが、先週ほどのことはなく、前回は来られなかった方も元気に参加できました。140215臘梅

本日の床の間には雪景色のお軸がかかっていました。懐かしい日本の原風景がありました。

お花は臘梅と白菊でした。臘梅といば黄色の花を町中でよく見かけますが、先生のお宅にある臘梅は原種に近いものだそうです。蕾は鮮やかな黄色ですが、花が開くと白と濃い紫の花びらになるのが不思議です。お花たちからは、もう少ししたら暖かくなるよ、と声をかけられているような気がします。

お菓子は先生お手製の求肥の中に粒あんがくるまれシナモンがのったお餅でした。京都のおたべにもこの組み合わせはありますが
、細長く丸まった愛らしい形は先生のオリジナル。形が違うと味わいも大きく変わりますし、なんとい140215お菓子っても作りたては最高です。お干菓子は福岡の太閤道という羊羹、金沢のえくぼ落雁、ショウガがしっかり効いたおせんべいでした。

次回は2月23日(日)の研究会です。内容は炭点前と炭の扱い、長緒です。朝10時に集合です。(宗裕)


平成26年3月の予定

【3月の予定】

1日(土)

8日(土)

15日(土)

【研究会の予定】

29日(土)

藤田美術館へ国宝の曜変天目茶碗を観に行きます。美術館の前に昼食もご一緒します。詳しくはお稽古場で。


平成26年2月8日のお稽古

立春がす140208床ぎましたが、最近はとても冷える日が続いています。前夜は阪神間の平地にも雪が積もりました。山あいに住む会員は残念ながら雪に阻まれてお稽古をお休みとなりました。六甲山は白く雪化粧です。

さて、本日の床の間は春らしく設えてありました。掛け軸は紅梅の絵。華やかな彩りの扇子には「開一花五葉」と書かれてあります。

本日のお菓子は、道明寺と粒あんと大徳寺納豆のシンプルな組み合わせ。雪景色が見事に表現されてありました。お萩のような親しみやすい感じもあり、それぞれの素材が絶妙にマッチしていて洗練された感じもありました。ほっこりと温めてあったのが、なによりのおもてなしでした。お干菓子は和三盆のおちょぼ口と麩焼き煎餅、振り出しには金平糖でした。140208お菓子

今日は1歳の赤ちゃんが初めてお稽古に参加しました。最初は誰の顔を見ても大泣き。 少ししたら笑顔でお煎餅を食べ始めてごきげん。お母さんがお点前を始めたらもうどうしても止まらない大泣き。お稽古を終えたお母さんにだっこしてもらったらすーっと泣き止み、気がつけば私たちも一緒に一喜一憂。また一緒にお稽古をしましょうね。(宗裕)


平成26年2月1日のお稽古

140204床 暖かな日、和やかに今年の常のお稽古が始まりました。

お軸は「花は越後の雪椿」。北国の雪景色に咲く椿の姿が目に浮かびます。

お花は椿、ネコ目柳(銀ネコ)、そして結び柳。

主菓子は沖縄の紅イモのお餅、栗の渋皮煮が丸ごと包まれていました!菓子器の蓋を開けた時のゆ140204丸卓ず香もたまりません。一粒で二度美味しいのです。そして金沢森八のお干菓子。紅白の三角形は「舞鶴」、一口頂くと薄い生地の中から生姜風味のお砂糖がしゃらしゃら~と口いっぱいに広がります。美味しいお菓子の後のお薄は格別ですね。

今月は筒茶碗でのお稽古です140201お菓子。久しぶりの筒茶碗に少しとまどいながらも、扱いが理にかなっていることを感じます。

今日は新しい方が見学にいらっしゃいました。ブログを見てお越しくださったそうです!

今年もお稽古に励んでまいりましょう。(み)


平成26年1月12日 初釜

IMG_1140初釜の日を迎えました。お茶室はお正月らしい色と光に満ちていました。

床の間には、「梅花和雪庭」のお軸。お花は青柳と椿の花。お馬さんの可愛らしい香合と福々しい米俵が飾られていました。

お釜はしゅIMG_1086んしゅんとよく沸いていている様子が写真から伝わるようです。炉縁は菊の模様が清らかです。

長板には菊の花と鮮やかな黄色が目を引くお正月らしい皆具が設えられてありました。

まずは先生と皆さんでお年賀の挨拶から始まりました。午年のお稽古が始まりました。

そしIMG_1091て次に出されましたのは、IMG_1090 ほかほかに蒸された薯蕷饅頭でした。お菓子器は先生お手製で、スチーマーの機能も果たしています。蓋を空けると皆さんの歓声があがっていました。。お饅頭の中には干し柿がたっぷりと入っていてました。正客さんが鶴のようだとうことで「丹頂」と名付けられました。その後に頂いた先生に点てて頂いたお濃茶は至福の美味しさでした。

そして、先生のお心づくしのお節料理が詰め込まれた点心、いつものジューシーな鴨肉のお雑煮を頂きました。お茶室ではお里のお雑煮について話しがはずみました。広島では牡蠣がお雑煮の具で入るそうです。

IMG_1125点心のあとは薄茶をいただきました。お干菓子はお正月らしい華やかな盛りつけでした。

最後に先生からお扇子を頂戴しました。今年の扇子にはIMG_1143「和以駆進」と書いて下さっていました。先生のエールを胸にお稽古を励んで参りましょう。

来週は神戸の震災から19年目の日を迎えます。この頃の寒さは自然とあの日が思い出させてくれます。どうか皆様お体を大切になさってくださいね。2月に元気でお会いしましょう。(宗裕)


平成26年1月8日 今宮戎献茶祭

image 新年明けましておめでとうございます。

年末から寒い毎日が続いています。いかがお過ごしでしょうか。

さて、私たち宗泉会の今年のお稽古初めは今宮戎献茶祭でした。

先生と生徒10名で賑やかに参りました。

当日はあいにくの雨天でしたが、殆どの人ががんばって着物で参りました。これもお稽古ですね。

まずは翌日の宵宮戎に向けての準備中の今宮戎にお参りし、お茶を頂きました。お家元のお献茶を拝見させていただこうと張り切って参りましたが、お茶席で美味しくお菓子とお茶を頂いている間に始まっていて、残念ながら参列できませんでした・・・。一瞬頭が真っ白になりましたが、そこは私たちの前向きなところ。では次の機会に参りましょう!ということで気持ちを切り替えて吉兆さんへ点心を頂きに参りました。

高麗橋吉兆の中は、今宮戎神社の福笹があちこちに下げられていて、どこも福で満ちていました。吉兆さんは大寄席のお料理でも、普段と変わらない材料、作り方、器で出されているそうです。お椀のお出汁は一口含むとふわーっとよい香りがし、すーっと何の違和感もなく体に吸い込まれるようでした。隅々まで行き届いたお料理、おもてなしをいただき、本当に気持ちがよかったです。

そして最後に大阪美術倶楽部へ花外楼の副席と展覧席に参りました。

ハプニングもありましたが、先生とご一緒に、福いっぱいの一年のスタートが切れました。残念ながらご一緒できなかった皆さんの分も福を頂いてきましたたよ。(宗裕)


平成26年2月の予定 稽古日と研究会

【2月の予定】

1日(土)

8日(土)

15日(土)

【研究会の予定】

23日(日)

10時集合

内容は分かり次第お知らせします

研究会の内容は、炭点前、炭の扱い等、長緒です(2014.2.22追記)


平成25年12月21日 お稽古納め

いよいよお稽古納めの日を迎えました。

131221床床の間には「先無事目出度千秋楽」の掛け軸がかけられていました。今年も無事に皆さんと一緒にこの日を迎えられたこと、改めて感謝したい気持ちになりました。

とりどりのお花たちは先生宅のお庭から。

そして、今年も皆さんと一緒に心待ちにしていた、先生特製のごまぜんざいをいただきました。131221ごまぜんざいいりゴマから丁寧に練られて、今年はいつもの番茶でなく加賀棒茶で伸ばされたそうです。一口いただくと、すーっと体に染み入るようです。その感覚に感動しながらじっくり、じっくりと味わいました。私の写真技術が拙くご覧いただけませんが、おぜんざいの中には白玉団子が潜んでいます。すくいあげると美しく黒く染まっていました。今年最後の口福。幸せな時間でした。

131221干菓子干菓子は奈良銘菓の柿寿賀。ぽん菓子と大徳寺納豆入りの落雁でした。

来年のお稽古初めは、一部の方は1月8日の今宮戎神社の献茶式からです。そして1月12日は初釜です。年末年始は冷える日が続きそうです。どうかお体をご自愛くださいますように。

今年は新しくお稽古を始めた方が多く、熱心な姿勢が活気を生んだ一年だったように思います。来年もますますお稽古に励んで参りましょう。

最後になりましたが、いつも宗泉会を応援して下さっている皆様へ。

来る年も、未熟な私たちを暖かく見守って下さればと存じます。

どうかよろしくお願い申し上げます。(宗裕)


平成25年12月14日のお稽古

本日も引き続き、竹台子のお稽古でした。
131214お菓子お軸は、良寛(和尚)のうたと、赤く染まった落ち葉絵が描かれたお軸でした。
お花は、寒桜、寒菊、椿 健気に咲く冬の花。
控えめながらも、力強さを感じます。
お菓子は、お土産の様々な美味しいものが2回に分けて頂くほどたくさん並びました。
お茶室には、たくさんの陽が入り、炉の釜の渦の湯のたぎる音が心地良く暖かい穏やかな空気が漂っていました。131214床
次回は今年最後のお稽古になります。
毎年恒例のごまぜんざいを頂きます。(ゆ)

平成25年12月7日のお稽古

師走に入りました。

131207床今月のお稽古は竹台子のお稽古です。大棚のお点前に平棗と筒茶碗の扱いも加わって、皆さんは「今月は盛りだくさん!」と冷や汗をかきながら真剣にお稽古に取り組まれていました。

本日のお軸は山中にある滝と紅葉の絵。お花は椿、寒菊、黒臘梅の黄葉でした。椿は先生のお庭に咲いたものです。先生は待ちわびていらっしゃったご様子で、「やっと咲いてくれたわ」と喜ばれていました。清々しい白に心が洗われるようです。

主菓子は、先生お手製の安納芋と黒豆納豆の茶巾絞り。安納芋はオーブンで焼いてうま味と甘みを引き出し、敢えて裏ごしせず、お芋の食感を残されたそうです。素朴で優しいお味でした。お干菓子は松江銘菓風流堂の山川、和歌山の干し柿でした。

本日より、映画「利休にたずねよ」が公開されています。小説131207お菓子を既に読まれている方が多く話題となっていました。市川海老蔵が利休、亡き12代團十郎が武野紹鴎。他キャストも素敵な方達ばかり。楽しみに観に行きたいと思っています。(宗裕)