平成27年4月4日のお稽古

4月に入りましIMG_1898た。お稽古場までの道途にある桜の花びらがひらひらと舞っていました。ムスカリの青、タンポポの黄色・・・町の中は色であふれています。

今日のお軸は春の景色を描いた彩墨画です。山水春景の詩が添えられていました。桜とその周りに陽を反射した青い葉でしょうか。ふわっとその世界に入りこんで散策している気分になります。お花はタイツリ草でした。いつもの年より少し早いのではと思いブログの中を調べてみましたら、一番早い時で4月21日にお目見えしていましたが、5月が殆どでした。桜鯛の季節、鯛があんな風に釣れたら嬉しいでしょうね。IMG_1895

今月は旅簞笥のお稽古です。写真は芝点ての薄茶点前中です。お道具は春で一杯です。中次と蓋置きとお茶碗には桜が咲いています。先生のお手製の水差しは黄色の蝶が羽を伸ばしています。

本日の主菓子は菓子器の蓋を開けると、桜の花びらを象った粉なしで見事に桜の花が咲いていて、あっと驚きました。中の白あんには桜の花びらが刻まれて入っていてました。甘さ控えめの生地と塩気が相まってうーんとうなるほどの美味しさでした。お干菓子は麩焼きと海ぶどうの煎餅の2種でした。

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4月16日〜17日は表千家同門会の全国大会が開かれます。今回は東日本大震災復興祈念の宮城大会です。東日本大震災でお亡くなりになった方の追悼のための献茶式や式典があるそうです。また岩手県、宮城県、福島県被災3県のお茶席もあるそうです。  先生と私を含む3名で行って参ります。(宗裕)


平成27年3月28日のお稽古

三月最後のIMG_0595お稽古となりました。お稽古場の近くにある甲子園球場は高校野球で大いに盛り上がっています。

本日のお軸は水江東穹先生の彩墨画です。ほっこりと花見を楽しむ文人の姿が描かれてあり、「むらぎもの 心たのしも 春の日に 鳥のむらがり 遊ぶを見れば 良寛のうた」と添えられています。お花は白い椿。今日でお別れとなる会員の旅立ちに合わせて先生が設えをされました。

IMG_0594今日の主菓子は先生お手製の関東風桜餅、お干菓子は蕎麦板と色とりどりの和三盆でした。先生の桜餅を頂くと、春だという実感が湧いてきます。西宮の桜も咲き始めました。

午後からは関東へ戻られる方のお別れの会をささやかながら催しました。

お昼は春の山菜がたっぷり入った「花見寿司」をいただきながら歓談いたしました。

その後にお別れの会の主役の方が亭主役になりお濃茶を点ててくださり、その後に半東役の方が続き薄茶をされました。お濃茶が点つまでの間の沈黙はとても濃密だと感じられました。お別れの会の主菓子は亭主からの俵屋吉富の「IMG_0602白雲龍」。しっとりとした白あんがとても美味しかったです。お干菓子は残念ながら本日出席できなかった方がお持ち下さった、奈良春日の千代の舎の「神鹿」という麩焼き煎餅でした。

関東とこちらは乗り物を使えばあっという間の距離です。これからもお稽古を続けられると伺っています。お茶を通して色んな交流ができるのではないかと楽しみにしています。(宗裕)


平成27年3月14日のお稽古

IMG_1890桜の開花予報が出て、阪神間は3月の末には開花する見込みとなってきました。寒の戻りを繰り返しつつも少しづつ春に向かっていっているようです。天気予報では来週には20度になる日もあるそうです。

本日のお軸は「 水聲清」、表装も清流を表しているようでうね。お花は貝母。貝母は地下の球根が二枚貝が合わさったような形からその名がついたそうです。IMG_1891

本日の主菓子はよもぎ饅頭でした。深い草色が春の訪れを知らせてくれます。山野草の苦みは体にいい作用をくれそうです。お干菓子はファンが多い蕎麦板とハート形の和三盆でした。和三盆をいただいて、今日がホワイトデーだったことに気がつきました。(宗裕)


山中先生 「傘寿の個展」のお知らせ

5月30日(土)〜5月31(日)は先生の「傘寿の個展」があります。

茶道・書道・彩墨画・陶芸・ボールルームダンスと、今尚活気あふれる世界をご覧下さい。

両日は宗泉会がお茶席を担当致します。先生お手作りの主菓子、お干菓子でお楽しみください。

皆様の御参集を心よりお待ちして居ります。

 

【とき】 5月30日(土)午後1時〜5時  5月31日(土)午前10時〜4時

【ところ】 西宮市民会館 大会議室101(阪神西宮駅下車北側すぐ)

以上


平成27年3月7日のお稽古

1425941921521の便りが聞こえてくる時節、まもなく春ですね。

本日のお床は「長生 安楽 高貴 尊栄」と柔らかな笑みの姫だるまが書かれたお軸、そしてお庭に咲いた季節の花が飾られていました。姫だるまが皆の幸せをお祈りしてくれているようで、ほっこりとした気持ちになりました。

存在感ある1425941896524どっしりとした水差しは先生御手製です。陶芸の面白さや難しさなど、作られた時のお話を伺うのも私たちの楽しみのひとつです。

本日の主菓子は、そ1425941909332ば粉入り薯蕷饅頭。最初にフワッとそばの香りが、そして味わううちに山芋のネットリ感と甘さ控えめの餡が絶妙に合わさり本当に美味しいのです!いただきながら、どんな材料が使われているのかな~と考えるのも楽しいのです。御干菓子は、森八のふやきせんべい、柏屋光貞の音羽山でした。

平点前のお稽古は、お道具の扱いや足の運びかたなど基本の所作を振り返る機会になりました。先生の教えや他の方のお点前を拝見し、精進してまいります。(み)


平成27年4月と5月の予定

4月は稽古日が2回となりますので、5月に4月振り替え分を含めて4回の稽古日があります。

5月30日(土)〜5月31日(日)は先生の傘寿の個展があります。宗泉会でお茶席を用意しますので、ご予定ください。

 

【4月の予定】

4日(土)

25日(土)

 

【5月の予定】

2日(土)※4月分

9日(土)

16日(土)

23日(土)

以上

 


平成27年2月21のお稽古

2月20150221_111736も最後のお稽古日となりました。
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本日のお軸は 、「心あらば尋ねて来ませよ鶯の木伝い散らす梅の花見に   良寛の歌」と梅の絵が描かれたお軸でした。
お花はわびすけ 、雪柳の新芽。
主菓子は雛団子 。美しい2色の雛団子、ヨモギが口の中いっぱいに広がります。
お床の横にはとても立派なお雛様が飾られてあります。20150221_112328
春はもうそこまで。
いつもお茶室から季節を教えて頂けます。(ゆ)

平成27年2月14日のお稽古

今週IMG_1883は冷たい風とともに雪が何度か舞う日が何度かありました。晴れ間がさすと日だまりはほっこりと温かみがあって、そんな中に春を感じていました。

本日のお軸は「梅花和雪庭」。数日前、仕事の移動中、お軸にあるような景色を見たことを思い出して嬉しくなりました。お花はすらっと伸びた水仙。手ひねりの花瓶の豪快さと水仙の可憐さ、絶妙です。IMG_1888

本日の主菓子は、梅を象った紅芋のお餅に白あんがくるまれていました。お餅とあんは、柔らかくて瑞々しく、ほんのり甘みと香りを与えていたのは酒粕でした。お茶と相まって、お口の中はとても幸せな状態でした。

お干菓子は麩焼き煎IMG_1889餅と金沢森八の辻占でした。辻占の中には小さく丸めたおみくじが入っていました。何て書いてあった?とお互いに言い合って、うんうん分かる分かると納得したり、え〜っ気がつかないで食べちゃったの?という人もいて驚いたりと、大いに盛り上がりました。

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「笑う門には 福来たる」

春は出会いと別れの季節。今日は見学の方がお二人いらっしゃって、新しくお稽古を始められることになりました。やむなく関西を離れる方もいらっしゃって・・・一期一会という言葉を噛み締めていました。  ご縁を大切にしていきたいです。(宗裕)


平成27年2月7日のお稽古

2月IMG_1879に入り、お稽古再開です。立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いていますが、町では梅の花がほころび始め、日差しが春めいてきているように感じられます。

初釜が先生のご体調不良で延期となりました。お元気になられたと伺ってはいましたが、お顔を拝見し安心いたしました。

お茶室は昨年末に畳替えをされていて、い草の目に優しい青と清々しい香りに癒されました。

本日のお軸は老木の梅でしょうか。貫禄のある幹と可憐なピンクの花が印象的です。お花はしだれ柳と臘梅でした。臘梅は日本の原種でよく見かける黄色ではなくて渋い色合いです。

今月のお稽古は抱清棚です。柄杓の扱い、飾り方に特徴があり、迷いながらのお点前でした。蓋置きは三つ人形でした。三人の唐人の中に一人だけ着衣の違う方がいて、その方が正面になるように扱います。可愛らしい三人の頭IMG_1878の上に、重くて熱い蓋を置いてごめんなさい、と思っていました。

お菓子は梅あんが包まれた薯蕷饅頭でした。先生の薯蕷の生地はふっくらと肉厚で大好きです。お干菓子は先生お手製のお花の型抜きの和三盆と麩焼き煎餅でした。

今日は新しい方が見学に来られて、お稽古を始められることになりました。年末に先生が、基本に帰って、一つ一つの動作を大切にお点前をしていきましょうとおっしゃっていたことを思い出しました。私も心新たに臨みたいです。(宗裕)


平成27年2月と3月の稽古日

【2月の予定】

7日(土)

14日(土)

21日(土)

 

【3月の予定】

7日(土)

14日(土)

28日(土)

以上