平成27年6月27日研究会の予定
6月 2015
Closed
6月になりました。先生の傘寿の個展が終わって間もなく、お稽古場のある阪神間も入梅しました。街中では紫陽花が花開いています。
お茶室はそのような季節に合わせて瑞々しく設えてありました。お軸からは魚が蓮葉の間で戯れて、珍至梅が清らかな白を咲かせ、主菓子は葛焼きでした。お干菓子は先生の個展で出されましたお干菓子をじっくりと味わいながら頂くことができました。
とても嬉しいことに、個展に来られて興味を持って下さった方が、本日体験に来て下さいました。(宗裕)
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5月30日(土)〜5月31(日)は先生の「傘寿の個展」があります。
茶道・書道・彩墨画・陶芸・ボールルームダンスと、今尚活気あふれる世界をご覧下さい。
両日は宗泉会がお茶席を担当致します。先生お手作りの主菓子、お干菓子でお楽しみください。
皆様の御参集を心よりお待ちして居ります。
【とき】 5月30日(土)午後1時〜5時 5月31日(日)午前10時〜4時
【ところ】 西宮市民会館 大会議室101(阪神西宮駅下車北側すぐ)
以上
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お軸は『一琴一鶴』、お庭からの京鹿の子が宗全籠にいけられてありました。
お手製の主菓子は花の蕾の様で美しく、上品な餡の甘さにうっとり。お茶碗やお干菓子にも兜が、、移ろいゆく季節の中で、今ひと時を感じられるおもてなしに今日も感動しておりました。
来週はいよいよ『傘寿の個展』です。担当させていただくお茶席に向けて、当日の事を楽しみに思い浮かべながら、お稽古に励んでおりました。(宗芳)
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昨晩からの雨は上がったもののはっきりしないお天気の中、先生のお宅へ向かいました。
お茶室では、凛とした純白の山紫陽花に清々しさを感じ、お軸の赤青色鮮やかなジョウビタキはなんとも愛らしく心が和みました。
今週も先週に引き続き、置き水差しのお点前です。今月末の傘寿の会のお茶席に向け、細部まで丁寧にご指導いただいています。
先生お手製の主菓子は味もさることながら絶妙な藤色が上品で、この季節の兜を模ったお干菓子とともにとても贅沢に感じられました。
今日、四月に申請したお免状を先生よりいただきました。これからもお免状に恥じないよう、励みたいと思います。(里)
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【6月】
6日(土)
13日(土)
20日(土)
27日(土) 研究会
【7月】
4日(土)
11日(土)
25日(土)
【8月】
2日(日) 朝茶時 8時席入り
週稽古はお休みです。
以上
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五月最初のお稽古は、初夏というよりも真夏のような暑い日となりました。
先日まで「炉」で旅箪笥のお稽古でしたが、今日から「風炉」です。
お軸は「雲悠々水混々」と大きく書かれた初夏を感じさせてくれるもので、そのお軸の前には優美な佇まいの鉄線が飾ってありました。
主菓子は沖縄のお菓子の「ちんぴん」で、黒糖がほのかに香る餡を柔らかいワッフルが包みこんだようなお菓子でした。お干菓子は仙台駄菓子、松島こうれん。
今日は長板のお稽古でした。長い黒塗りの板の上に風炉、水差し、柄杓と火箸が入れてある杓立て、蓋置きが入った建水が最初に置きつけてあるお稽古です。全ての道具がそろって座ると火箸を杓立てから取り出して左端へ置きます。これを「座り火箸に立ち火箸」で覚えたらよいと教えていただきました。
入門して数カ月 ですが、お稽古に行くと毎回必ず何か発見があり、土曜日が待ち遠しく感じます。特に月初めのお稽古は何か大きな変化があるので楽しみでもありますが、分からないことが多いので少しドキドキもします。でも先生をはじめ、先輩方がいつも優しく丁寧に教えてくださるので大丈夫です。次回のお稽古も楽しみです。(松風)
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本日は市議選最終日。選挙カーからの最後のお願いの連呼を聞きながらお稽古場まで参りました。
今日のお軸は大徳寺 実山和尚書の「為誰開(だがためにひらく)」。宮城大会へ行かれた先生の思いでしょうか。東日本大震災の翌日のお稽古日にもこのお軸が掛けられていました。お花は鉄線、鳴子蘭、黒臘梅でした。
今日のお菓子は東北のお土産が並びました。主菓子は福島県会津の長門屋のくるみゆべし「花雪」、お干菓子は宮城県塩竈の「志ほがま」、宮城県松島の紅蓮屋心月庵の「松島こうれん」、そして宮城県仙台の「牛タン煎餅」でした。お菓子をいただきながら全国大会のお土産話に花が咲きました。来週も東北のお菓子が続く予定です。どうかお楽しみに。
今日で旅箪笥そして炉とお別れです。来週から風炉に変わります。初夏のお茶を楽しみに参りたいと思っています。(宗裕)
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今回の全国大会は東日本大震災復興祈念の大会でした。震災では16名の同門会の会員の方やご家族の方がお亡くなりになったそうです。追悼のために、初日の一番始めに東京エロクトロン仙台宮城(県民会館)で式典がとり行われました。
第一部のお家元宗匠ご奉仕によるの追悼献茶式では、会場に建立されました「東日本大震災慰霊の碑」にお茶が奉られました。第二部は祈念の式典でした。まずお家元宗匠のお言葉があり、来賓の青島復興副大臣、村井宮城県知事、奥山仙台市長とお言葉が続きました。皆様のお話は共通することも多かったように感じられました。被災地に今年も春がきたけれども、未だ心の春は訪れていない。23万人の方々が今も避難生活を送られている。一人一人に春が来るように、お茶を学ぶ私たちはお茶を持って心を一つにし、花が咲くのを一緒に待とう・・・そのようなメッセージが私の中に残りました。第三部はさとう宗幸さんの舞台でした。「故郷の話をしよう」「水仙歌」「青葉城恋歌」「花」「二度とない人生だから」の5曲を歌って下さいました。心にしみいるお話と歌でした。
【4月16日 一日目】
8時40分ホテル発→追悼式典(東京エレクトロン宮城)⇒松島で昼食⇒家元席 瑞巌寺 陽徳院(濃茶席)⇒支部席 松庵(薄茶席)⇒18時40分ホテル着
追悼式典の後は仙台市内からバスで40分ほど走り松島へ移動しました。
昼食後、家元席でお濃茶をいただきました。瑞巌寺は伊達政宗公の菩提寺で臨済宗のお寺です。国宝の庫裡(台所)があるなど由緒のあるお寺です。
支部席は松島の波打ち際にある松庵(しょうあん)でありました。宮城では方々で桜が咲いていました。椿、松や杉の翠と相まって美しかったです。私たち阪神間の桜は一気に咲いて桜の花一色にしてしまいますが、宮城の桜は周りの自然と優しく調和していました。
【4月17日 二日目】
7時40分ホテル発→松島観光→支部長席 塩竈神社(濃茶席)⇒昼食(仙台市内)⇒支部席 知事公館(薄茶席)⇒14時50分解散
仙台のホテルから松島へ移動し、遊覧船に乗って塩竈まで移動しました。陽気なガイドさんの案内が楽しかったです。松島は津波が2mだったそうで、松島の島々が天然の防波堤になり津波を防いだそうです。
支部長席の塩竈神社は奈良時代の創建、陸奥国一宮として重んじられてきたそうです。石段を随分と登ったところにお茶席がありましたが、着いた先はしだれ桜が咲いた春の景色でした。席の入り口にはご高齢の参加者のために新しく階段が設えてあったりとお心づくしに頭が下がりました。
最後のお席は松島を後にして仙台にある知事公館でした。現在迎賓館として使われている洋館でのお茶席でした。
「震災から4年が経過して町にはその影響は感じられなくなり・・・」という台詞がよくテレビで流れています。確かに訪れた仙台も松島も塩竈も一見そのように見受けられました。支部の席では、ご奉仕されていた方々の殆どの人が家族を亡くされていたり、家や道具が流されたりと何らかの被災をされているというお話しを伺いました。まだ震災後の只中にいらっしゃることを感じました。その中での今回のご準備は大変だったかと存じます。心より感謝申し上げます。
お茶席でいただいたお茶は本当に美味しくて今も後を引いています。
今大会の記念品はお家元と猶有斎若宗匠合作の扇子でした。「千年緑」のお言葉が書かれてありました。
改めて茶道を通じて繋がることの大切さを学んだ二日間でした。(宗裕)
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