令和6年2月予定

2月のお稽古予定は
3(土)
10(土)
17(土)
です。

よろしくお願いいたします。


令和6年1月13日初釜

令和6年1月13日初釜が行われました。
お茶室には緋毛氈が引かれ
「春入千林処々鶯」のお掛けもの
結び柳は枝先がお床の中央まで垂らしてあります。
点前座には黄交趾の皆具が据えられ
初春の華やいだ雰囲気に満たされていました。
先ずは新年のご挨拶から始まり
お濃茶へと進みます。
先生お手製のお主菓子は縁高に盛られ見た目も美しくお味は期待以上の
美味しさです。
お濃茶は島台で頂きました。
美しいお点前で丁寧に練られたお濃茶は口に含みますと馥郁として独特の
お服加減に感動です。
続く点心は先生お心尽しのお料理が大徳寺重に彩り良く詰められてあり
美味しいお料理とお酒に和みはじめ
楽しい会話もご馳走となり
ゆっくり楽しませて頂きました。
そして薄茶へと進み
毎年恒例の福引きも行われました。
先生直筆の干支のお扇子を頂戴して
お開きとなりました。
今年も社中の皆様と無事初釜を迎える事が出来た事を大変嬉しく思います。
先生、ご亭主、半東さん、皆様
ありがとうございました。(宗由)


令和5年12月23日のお稽古

今年最後のお稽古日は寒い朝です。
 今年もお稽古の度に形や色彩、香りと趣向を凝らした主菓子をご準備していただき感謝の気持ちでいっぱいです。
本日は瓢箪形になめらかなこし餡が入ったお手製の主菓子、美味しくいただきました。
 庭の椿が先生自作の花入れに、ひかえめな蕾が愛らしく映えます。
【先今年無事目出度千秋楽】の掛軸を拝見するのは
私にとりましては4年ぶりとなり、やはりこのお軸を観ないと年が越せません。
「一年後もこの場に居られますように日々の生活、お稽古に切磋琢磨してまいります」 と心の内で誓い、
この日でしか味わう事の出来ない先生がお作りになる超がつく程の特製黒胡麻ぜんざいで、皆が笑顔になったところでお開きでございます。
 皆様に良い除夜の音が響きますようお祈り申し上げます 来年も宜しく。 (時)


令和5年12月9日のお稽古

 寒さはひとまずお休み。小春日和の暖かい日です。
 茶室のお床には「青松多寿色」のお軸と紺色の鮮やかな菊の花が生けられています。
 黒糖の風味豊かな先生お手製の主菓子、色々な味の干菓子、丁寧に点てられた薄茶をいただきながら、心が穏やかになっていくのを感じられます。
 先生が初釜のくじ引きで当てられた主茶碗は、松弧会が福岡の土師窯に寄られた際に作られた物だそうです。
 本日は名古屋に引越された社中の方が
久々に参加され、賑やかなお稽古になりました。

(宗佳)


令和5年12月2日のお稽古

はやくも12月、今年も残りひと月を切りました。

本日のお掛物は、良寛さんの歌に落葉を添えて。

信楽焼の花瓶には庭の草花。

先生お手製の主菓子は大徳寺納豆入り紅芋餡の道明寺饅頭。

桶側水指が置かれた長板の諸飾りでお稽古です。

お点前は同じであっても各人違う、その相違を先生に指摘され、

目からウロコが落ちる思いです。

性格がお点前に現れるとは!

しかし永きに渡り私は私をやってきたので今更捨てる事もできません。

ならば所作だけでも美しくなるよう、社中の皆様方のお点前を、

より一層ガン見して学ばせてもらおうと決心しました。

いつまでも学ぶ事は無数にあり、気づきもまた無限に存在するのだと、

改めて感じ入る今日のお稽古でした。 (宗仁)


令和5年11月25日お稽古


気持ち新たに迎えた炉の季節、本日が11月最後のお稽古となりました。

お床には「冬嶺秀弧松」(とうれいしゅうこのまつ)が掛けられ、

お庭の嵯峨菊が活けられています。

春慶塗の炉縁や曲げ建水、高麗卓に薩摩焼の水指、織部焼の蓋置、

紅葉や蔦のお茶碗が季節感を高めてくれます。

棚天板にはそれぞれ飾り方を変える工夫をして楽しみました。

先生お手製の主菓子は、大徳寺納豆の塩味と香り豊かな紅芋饅頭、

とても柔らかで口当たり良く、松風の音と共に、より美味しいお茶一服となりました。(宗英)



令和5年11月18日のお稽古

前日からの時雨はあがったものの、より一層 晩秋の気配を感じる日となりました。

本日のお床は継ぎ色紙に書かれた万葉の古歌散らしのお軸がかかり、花はホトトギスと椿が生けられています。

主菓子は銀杏もち。紅芋餡に柚子の香りが優しく口の中に広がります。おもたせの菓子と共にいただきました。

外は来たる季節の佇まいですが、身も心も温まるお稽古となりました。(宗奈)


令和5年11月11日のお稽古

炉開き茶事が終わり今日から炉のお稽古です
お床には
竜田川の紅葉を詠んだ詩が書かれてある
もみじの葉のお軸
花入に生けられたススキと相まって
この時期ならではの美しいさです
先生手作りのお主菓子は
餡の色が初秋らしい黒糖饅頭
炉に変わりお点前の手順を思い出しながら
進め、春慶塗りの曲げ建水の扱いを
丁寧にご指導頂きました
(宗由)


令和5年11月4日炉開き茶事

11月というのに夏日の暑さでしたが、今年も無事に開炉を迎えました。
清々しく打ち水された露地を通り茶室に入れば、お床には「茶烟軽颺落花風」のお掛物と茶壺。
瓢での初炭から懐石へ、先生の手の込んだお心尽くしのお料理と美しく美味しいお菓子、お腹も心も満たされた後の一服は格別です。
後座のお床には吉兆の創業者である湯木貞一氏自筆の米寿祝の飾り扇、今年は山中先生も米寿ということで湯木様との思い出話とともにご披露くださいました。

今回は(も?)色々ハプニングがありましたが、主客心を合わせて一座を作り上げる喜びを味わうことができました。
何日もかけてご用意くださいました山中先生、ありがとうございました。ご亭主、半東さま、お疲れ様でした。(宗水)


令和5年10月28日研究会

秋らしくお稽古に向かう道中も涼しくなって参りました。
お床には「獨専山水を楽しむ」のお軸があり、待望の紅葉を楽しむ時期がやってきたなと実感致しました。
研究会では薄茶、濃茶をはじめ茶杓飾りや唐物のお点前を致しました。
先生お手製の主菓子はえごまの香りが豊かな栗きんとんで、中の餡が白餡で飽きのこない大変美味しいお菓子でした。
今年の風炉は今回で終わりですので、また来年まで今年学んだことを忘れぬようしっかり復習しつつ、炉のお稽古に励んでいきたいと思います。 (里)