平成28年4月9日 二条城観桜茶会

桜吹雪が二条城場内の庭を彩る土曜日に、御茶会に参加させていただきました。
私は少し開始時刻より遅れて参加させていただいたのですが、すでにたくさんの方が並んでおられて、結局会場に入れるまでに1時間半かかりました。お着物を着ている方が多くおられたので、外国人旅行者の方に「結婚式ですか?」と聞かれる方もおられました。IMG_1006
並ぶ時間はとても長かったのですが、その間に桜を見ることができて、京都の春を堪能することができました。
普段は入場することのできない清流園にやっと入ってから、まずは和楽庵を見学し、お茶道具を拝見させていただきました。
その後、会場を移動して20名ほどで会場にて薄茶をいただきました。
ここでのお菓子はかるかんの間に薄ピンク色の羊羹が入っているお菓子。春らしいかわいらしいお菓子でした。
そのあと香雲亭にてお茶をいただきました。
三色のお花見団子は緑・ピンク・白で、それそれお団子・餡子玉・薯蕷饅頭という趣の違うお菓子で、こちらも大変おいしかったです。IMG_1021
点心は辛味大根ののったお蕎麦でした。
最後の野点では同志社大学のお茶サークルの学生さんがお茶を持ってきてくださいました。この席では桜の花吹雪の中、お茶をいただくことができました。菅田宗匠と写真を撮っていただいたのもとても嬉しかったです。
天候に恵まれ、四月の爽やかな御茶会に参加できて、とても楽しかったです。すてきな春の一日となりました。(由)


平成28年4月2日のお稽古

IMG_2457 桜の花も美しく咲き始めた第一週の土曜日、4月のお稽古が始まりました。

IMG_2459今月は旅箪笥のお稽古です。
お軸は『満城花月唱春燈』、お花は先生のお庭で咲いた水仙でした。
釣釜からは松風が心地よく、主菓子は春の香り芳しい桜餅、お干菓子はさまざ ま桜と桜づくし。
短くも心浮き立つ桜の季節を、IMG_2456五感で感じる事が出来ました。(智)

平成28年3月26日 研究会

桜が開花IMG_2438しましたが、寒の戻りで蕾はまだ硬いままです。お稽古場のある甲子園は、高校野球の選抜大会が開かれています。球場の熱気を肌で感じながらお稽古へ向いました。肌寒くとも、心はもう春です。

今月は週稽古がお休みとIMG_2452なりました。今日は待ちに待った研究会。先生、社中の皆様との嬉しい再会となりました。

床の間には深い碧が印象的なお軸には「茶の湯をば心に染めて眼にかけず 耳をひそめて聞くこともなし」、利休百首の一句が書かれてありました。お花は貝母、木瓜、雪柳でした。

IMG_2442主菓子はエンドウ豆の餡が道明寺に包まれ、天には柚子が。お干菓子は、様々なところからおいしいものが集まりました。

本日は「好きなお点前を楽しんで」との先生のご提案のもと、お休みの間のさまざまを語り合いながら、順番にお稽古を致しました。(宗裕)


平成28年4月の予定

【4月の週稽古】

2日(土)

16日(土)

23日(土)

以上


平成28年2月20日のお稽古

IMG_0980外は久し振りに冷たい雨でしたが、お茶室では、「水温む」のお軸が掛けられ、一枝に赤と白のつぼみをつけた椿と雪柳が花入れに。

また、それはそれは立派な七段飾りの お雛様が飾られてIMG_0981いました。

お稽古は好文棚での薄茶点前。

優しくそよ吹く春風の中で、教えを受け習っているように思われた「今日のお稽古」でした。

主菓子は先生お手製の黒砂糖を煉り込んだ饅頭、干菓子は春模様の和三盆ときんぴらごぼう菓子です。(わ)


平成28年2月13日のお稽古

IMG_2418寒さの中にも春の暖かさを感じられる日が増えてまいりました。

本日のお軸は「梅花和雪庭」。 お花は先生の御宅の庭で花を付けた梅、そして南天と結び柳です。

主菓子は、求肥の中にこしあんと甘納豆が包まれたお餅。さらに、味のアクセントにこぼれ梅が。こぼれ梅とは、みりんを搾った後に残ったみりん粕のことで、真っ白でぼろぼろとした形状が、満開に咲いて枝からこぼれる梅のようであることから、こう呼ばれているそうです。 こぼれ梅がの甘さとほのかな香りがあんこと合い、なんとも言えない美味しさでした。IMG_2423

今月は筒茶碗でのお手前です。筒茶碗は扱いが普通のお茶碗とは違う上に、柄杓から湯を注ぐ際こぼさないよう注意するあまり、流れるようなお手前でとはまだまだ程遠いです。 どうすればいかに綺麗なお手前ができるか、皆で考えながら話し合うのも、お稽古の楽しみの一つです。(真)


平成28年2月6日のお稽古

IMG_2425立春が過ぎて、急に陽射しが春めいてきたように感じられます。

冬休みが終わってお稽古が始まりました。お茶室は春でいっぱいでした。

床の間には梅の彩墨画と先生がお家元の初釜で引き当てられた縁起物の扇が設えてありました。

今月のお稽古は好文棚です。梅の透かしがあって、 この季節にIMG_2417ぴったりなお棚ですね。

主菓子は薯蕷饅頭でした。大和芋のふっくらと良い香りが鼻腔をくIMG_2412すぐりました。お干菓子は社中の方の力作の雲平と麩焼き煎餅、そして月世界でした。

本日は2年ぶり小さなお客様が来られました。最初は緊張でカチンコチンでしたが、お菓子とお茶でリラックスができた様子でした。また一緒にお稽古しましょうね。(宗裕)


平成28年3月の予定

【3月の予定】

週稽古

5日(土)

12日(土)

19日(日)

研究会

26日(土)

以上


平成28年1月11日 初釜

IMG_2357一月の第二日曜日、初春の光清かな凛とした空IMG_2356気の中、先生のお宅にて初釜が行われました。

今回 お茶事は初参加という方もあり、寄付から路地に出て腰掛待合、迎付けとひとつずつ丁寧に説明しながらお稽古させていただきました。外腰掛の背もたれを初釜用に新調されていたり、湯桶が蹲踞の横に置かれてあったり、亭主の心づかいも学ばせていただきました。

床の間に飾られた結び柳を見ると、昨年無事に過ごせたことを感謝し、今年も良き一年となり次の年を迎えられますようにという気持ちになります。

まずは、お濃茶かIMG_2359ら。その年の初稽古となる初釜は先生が亭主をつとめお濃茶IMG_2360をたててくださいます。私は今回初めて拝見したのですが、先生の緩急の流れが有り 美しいお点前に思わず見とれてしまいました。蒸かしたての主菓子を二つに割ると湯気がたちのぼり、紅餡と白い皮でおめでたさも感じられるほかほかの薯蕷饅頭をいただき、まったりとたてあがった極上のお濃茶をよばれただけでも満足感いっぱいなのですが、この後、点心へつづきます。

IMG_2383お料理は大徳寺重に彩りよく盛られ、半東さんに運ばれてきます。わくわくと蓋を開けるのが楽しみです。心をこめてご用IMG_2400意いただいたお節料理はどれも美味しくお酒が進んでしまいました。お雑煮は鴨やお野菜が入ってとても豪華だったり、炊き合わせのすだれ麩はじめていただく食材だったりと、充分すぎるお食事でし た。

薄茶の前に、先生から今年の干支の手書きのお扇子をいただき、くじ引きをしました。

先生お手製のお干菓子とお土産のお菓子でお薄もたっぷり二服ずつ。IMG_2403羽子板の形をした桃色の寒氷はとてもかわいらしかったです。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、なごやかに初釜を終えました。

先生にいただいたお扇子を今年のものに入れ替え、また二月からのお稽古に励みたいと思います。 (里)


平成28年2月の予定

【2月の稽古日】

6日(土)

13日(土)

20日(土)

以上