平成28年11月12日のお稽古
11月 2016

12月のお稽古は
3日(土)
10日(土)
17日(土)
※17日は恒例のごまぜんざいの日です。お昼前にご参集ください。ご出席の場合は先生までご連絡ください。
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平成29年1月22日(日)が初釜です。
11時席入となります。
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今年は、席入り→初炭→濃茶→懐石→続きお薄という流れで行われました。
先生のご自宅に着くと、まずは待合にて、秋草が美しく描かれた茶碗で白湯を頂きます。その後、皆様で外腰掛へ移り、迎付けからつくばいにて手と口を清め、席入りとなりました。
ふと目線の先には久しぶりに開かれた炉があり、嬉しい気持ちになりました。
緊張感のある中で初炭が始まり、濃茶の中立で少しずつ話が弾み、懐石では皆様の知識や色々なお話を伺う事ができ、薄茶では笑い合う楽しい時間を過ごす事ができました。
先生、ご亭主、半東の皆様のお心づくしのおもてなしのお陰で、招かれた皆様とは自然に打ち解ける事ができたように思います。
また、安納芋の蜜芋を使った主菓子、汁椀に入っていた銀杏豆腐、煮物椀の松茸真薯など、いつもながら出るもの全てが美味しい先生のお料理は、どなたも「これが楽しみで」と顔を綻ばせていらっしゃいました。
書き尽くせない程、私にとってたくさんの学びや知識、新たな課題を得た1日となりました。
終わる頃には夕方になっていましたが、あっという間の充実した時間でした。(智)
いつも、打ち水の跡を目にしますと、途端にそこで身が引き締まります。しっかりとお稽古をせねばと門を入ることになります。先生が丁寧に打ち水されているその 効力は凄いものだと今日も感じました。
お軸は、秋の彩りを表す彩墨画。紅葉の中に鮮やかな小鳥も描かれています。お花 は先生のお庭の秋の草花たちが生けられ、まさに「彩りの秋」です。
主菓子も、それはそれは綺麗な薄紫色のお餅(御名は藤袴)です。こぼれ梅の香りが微かに広がる奥深いお味は、食感ともども最高です! 先生が色々と工夫されて作っ てくださるお蔭です。
お名残り惜しいですが、風炉でのお茶は今日で終わり。来月からの炉に備えるため、お点前の終わった方から灰作りにも携わりました。炉開きのお茶事が待たれます。 (宗和)
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お軸にある通り見事な秋晴れの今日、研究会では初炭、数茶(七事式)、唐物点、お薄を学びました。
数茶は七事式の中でも最もくつろいだ式作法だそうです。十種香札という札を使い、札元が引いた札に当たった方が薄茶を頂けるというもので、初めての私は覚える事に必死になりつつも札が当たるかどうかをわくわく楽しめました。
6月の研究会でもお稽古をしていた唐物は、先生から皆様に扱いが上手くなっているとお褒めの言葉がありました。
亭主をさせて頂いた私は、手を添える事を忘れたり指が揃っていなかったりと日常の悪い癖が何度も出てしまい、お稽古というのは教室へ来た時だけではなく日常から気を配っておくものなのだと反省致しました。
最後のお薄では、ゆったりとした気分で先生お手製の銀杏が入った主菓子を頂き、今年最後の研究会も充実したものとなりました。(智)
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10月も2週目となり少しづつ秋も進んで参りました。
本日のお軸は松尾芭蕉の
「あかあかと日はつれなくとも秋の風」
お花は秋海棠と水引
お主菓子は先生お手製の栗きんとん。栗の甘味が広がり心地よい風味に笑みがこぼれます。
名残の月に入っており秋を感じてのお稽古日でした。
(宗由)
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お彼岸も過ぎ、今日から10月、涼秋を迎えましたが、今年は例年になく暑い日が続いています。
本日のお軸は、「秋月照湖上」。
お花は、薄、槿、彼岸花です。
秋の量感たっぷりの茶室に入ると、外の蒸し暑さをしばし忘れて、ほっと心癒されます。
今日の先生お手製の主菓子は、御銘「こぼれ萩」。ずんだ餡の優しい甘味に、大徳寺納豆の風味がアクセントになって、たいへん美味しくいただきました。干菓子は、新潟銘菓「越乃雪」、黒豆、杏です。
風炉最後の月のお稽古は、竹台子です。
ただ手順に沿って点前をすすめるだけではなく、常に「考える」ことの大切さを、ご指導いただきました。ひとつひとつの動き、心遣いにしっかり意識を向けて、お稽古に励みたいと思います。
(宗智)
『花すすき 花のもつれは 風がとく』
この歌と共に 半月の下で優しく揺れている すすきの水墨画が本日のお軸です。
眼をおとすと、吾亦紅、竜胆、女郎花と時節の花が生けてありました。
先生が丁寧に時間を掛けて作ってくださいました栗羊羹、甘さはひかえめ、はんなりと繊細な口あたりが絶品です
一段とお茶が美味しくとても幸せな気分にしたります。
9月最後のお稽古です、一週間前は暑い、暑いと言ってましたが、今日は茶室で小さい秋を見つけました。 (時)
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今日は『中秋の名月』です。お月見にはあいにくの空模様ですが、午前中は雨は何とかもちそうだったので、着物でお稽古に向かいました。
お茶室には、すすき、りんどう、むくげ、萩など、秋の風情を思わせる花々と、紫野実山和尚の『清風拂名月』の掛物が飾られていました。
釣瓶水指でのお稽古も二回目となりました。扱いに慣れてきた分疎かになってしまったところをご指摘いただいたり、少し姿勢を変えるだけで動作がスムーズになるとか、洋服の時と違い着物でお点前をする場合はこの方が良いなど細かく丁寧にご指導いただきました。学んだことをひとつひとつ心に留め、自然に美しいふるまいができるようお稽古していきたいと思います。 (宗里)
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