平成29年1月22日初釜

IMG_2134新しい年が始まり、先生のご自宅のお稽古場にて初釜が行われました。IMG_2131
いつものお茶室には緋毛氈が敷かれ、お床には『春入千林処々鶯』と書かれたお軸が、花入れには結び柳と新しい年を祝う飾り付けに心が浮き立ちます。
今年の亭主は先生ではなく、いつもお茶事などでも色々教えて頂きお世話になっている大先輩がして下さいました。
IMG_2136緊張感のある濃茶の次に点心が出てくると、いつもそうなのですが先生お手製のおいしいお料理に会話が弾み始めます。
先生自らお酌もして下さり、今年もお稽古を頑張ろうと改めて気持ちが引き締まりました。IMG_2132
最後は、先生が沖縄の塩屋さんで偶然見つけられたというかわいらしいお菓子で薄茶を頂きました。
そして先生が描かれた酉の扇子を頂きました。
IMG_2137始めから終わりまで、先生のお心づくしのもてなしを感じ感動した一日でした。(智)IMG_2135


平成29年1月18日

1月18日、まだ三日前の雪が屋根に残る京都、東向日にある介護施設へ先生と社中三名で初釜のお手伝いに行ってきました。
グループホーム「てらど」では認知症ケアの一環として茶道を取り入れられています。毎月先生が職員の方へ茶道の指導に行かれ、入居者さんへお茶をふるまわれており、今回は私たちもご一緒させていただきました。
初釜はホーム関係者の方々をお招きし、毎年入居者さん職員さん全員が着物を着ておこなわれているそうです。職員の方に付き添われ、車いすや杖をついて順に席につかれた入居者のみなさんに見ていただけるよう立礼でお茶をたて、お菓子とお茶をお出ししました。
写真を載せられないのが残念ですが、嬉しそうにお茶を飲まれる入居者さんの笑顔から、私たちも福をいっぱいいただいて帰りました。ありがとうございました。
(宗里)


平成29年1月8日 今宮戎献茶祭

宗泉会 今年のお稽古初めは
今宮戎献茶祭副席のお茶席お運びのお手伝いをさせて頂きました。
お茶席は高麗橋吉兆
お茶席の大きな床の間には恵比須様の掛け物img_2004
お菓子は若菜饅頭
水屋では寒い外から来られた方々に蒸したて熱々のお菓子とお茶を呈するために一丸となって取り組みます。
『一期一会』・・・
『おもてなしの心』の大切を再確認しました。
社中の中から3名がお点前を致しました。
福の神に見守られながら日頃のお稽古成果を発揮出来たのではないでしょうか
学ぶ事も多く有意義な1日となりました事を感謝し、今年もお稽古に精進していく事をそれぞれ誓ったのではないかと思います。
(宗由)


【再掲】平成29年1月、2月の予定



平成29年1月22日(日)が初釜です。

11時席入となります。

 



 

2月4日(土) 研究会

11時開始です。

以上


平成28年12月17日のお稽古

今日はお稽古納めの日。お茶室には「先今年無事目出度千秋楽」のお掛け物。お花は、先生のお庭の枝折戸の傍に咲いていたツワブキです。

先生お手製のこなし種の主菓子は、口にするとふくよかな香りが。荏胡麻を使っておられるからでした。お干菓子は、お手製の大徳寺納豆入りの押し物、末富のうすべに。振り出しには豆菓子も。とりどりにお菓子を堪能して、いただくお茶は今日も格別です。
そして楽しみな、お稽古納め恒例の「ゴマぜんざい」。先生が私達のために何日も前から時間をかけて作ってくださるゴマぜんざいです。広島からのお客様方もご一緒に皆さんでたっぷりといただき、お話もはずむ中、無事めでたく千秋楽となりました。

―― ありがとうございました。 ―― (宗和)


平成28年12月10日のお稽古

今年のお稽古もこの日を入れて残り2回です。
今日の師走は、少し冷たい風が吹き、襟足に程良い緊張がはしります。
暖かい茶室には、歌謡曲の歌詞の一部を拝借したという
『花は越後の雪椿』のお軸が降り続いた雪の上に雪持ちの椿の花が、ひとつ、またひとつと散り、その散り方を愛でている

そんな景色を勝手想像して、お茶をいただいてます。
主菓子には沖縄の皆さんがよく食べる焼き菓子を、沖縄全国大会のお茶席で先生が召し上がり、それを元にアレンジされたお菓子を出してくださいました。
ほんまもんの黒砂糖のコクに大人の味を感じます。(時)


平成28年12月3日のお稽古

img_150612月に入りましたが、例年にない暖かい師走となっております。img_1504
今月は、青漆爪紅糸巻き透かし二重棚でのお稽古です。お茶入れは四滴の茶入れの中の水滴を使いました。お道具が変わると、とても新鮮で勉強になりますが、かえってその扱いのことで頭がいっぱいになり、他の所作を間違えてしまうこともありました。

お軸は「冬嶺秀孤松」お花は菊、黒老梅の照り葉、雪柳

img_1505主菓子は先生お手製の銀杏葛饅頭でした。中の餡は3種類あり、「どれが当たった~?」と皆で盛り上がり、楽しいひと時を過ごしました。(真)


平成28年11月26日のお稽古

吹く風が冷たく感じられるようになり11月最後のお稽古となりました。
お軸は『松声呼清風』と書かれた彩墨画
お花は寒桜・さが菊・椿
お主菓子は紫いも餡が薄ピンクの求肥にくるまれており椿のつぼみのようでした。
お干菓子盆には、京の小道で出会ったような真っ赤な紅葉が盛られてありました。
本日のお稽古では、初心に返り『意識する』という事を学びました。(宗由)


平成28年11月19日のお稽古

落ち葉散りゆく時雨の時節となりました。
今日は、朝からしっかりと雨が降っています。

本日の掛物は、落ち葉の絵に良寛の詩を添えた御軸です。
お花は、薄、辛子、嵯峨菊。雨降りのなか、先生がお庭で苦労して集められた花々です。
静かに降り続く外の雨とも相まって、しっとりとした趣を感じます。

主菓子は、先生お手製の栗きんとん。栗そのものの甘み、旨みを堪能いたしました。干菓子は社中のかたのお土産です。

今日は、先日の全国大会のお話をたくさん聞くことができ、楽しいひとときでした。
(宗智)


平成28年11月9日,10日 表千家同門会愛知犬山大会

前日の雨が嘘のように上がり、すがすがしい秋晴れの朝、一日目がスタートしました。

全国大会はバス単位のグループに分かれ各会場を移動します。家元席 有楽苑「弘庵」(濃茶席)、支部席 名鉄犬山ホテル「シャトー」(薄茶席)、点心席 同ホテル、支部席 ヤマザキマザック「暫遊荘」(薄茶席)、犬山城下町のミニ観光後、名古屋へ戻り、大会式典・夕食会はお家元ご出席のもとウエスティンナゴヤキャッスル「天守の間」でとり行われました。窓の外ライトアップされた名古屋城をバックに1,000名を超えるきもの姿の同門会員が一堂に会した眺めは壮観でした。
二日目は明治村で、支部席 学習院長官舎(薄茶席)、青年部席 聖ヨハネ教会堂(薄茶席)、点心席 明治村ホール、支部長席 西園寺公望別邸「坐漁荘」(濃茶席)と回りました。
全国大会も75回目となり、犬山大会は三度目とのことです。今回1,000名募集のところ、1,600名の申し込みがあったとか。登録有形文化財や重要文化財、一般では入ることができない非公開のお茶席で、お茶をいただく貴重な体験をさせていただきました。立派なお道具を拝見したり、工夫を凝らしたしつらえなどとても勉強になりました。担当された会員の皆様のあたたかいおもてなし、お心遣いに感謝いたします。(宗里)