平成29年6月10日
6月 2017
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6月の初め、桑小卓の練習でした。
お床には田植えの時期、田園風景の墨絵のお軸と、本日のお稽古の為にと、お庭からの京かのこが美しく生けられています。
お菓子は今回も先生の手作りの黒糖葛饅頭を美味しくいただきました。(宗芳)
インスタグラムを始めました。
https://www.instagram.com/sousenkai/
本日は研究会です。
始めは炭点前を致しました。
外は夏の暑さだったのですが、風炉での炭点前は涼しげに見え、少しも暑さを感じる事なく香の香りに心が癒されました。
次の花寄は、去年の5月の研究会でも行われたものでちょうど一年ぶりです。
しかし残念ながらあまり成長が見られないとの事、、どうしても見慣れているフラワーアレンジメントのような組み方をしてしまうのか、茶花の入れ方は全く違うので、来週からお床の花を記録して、来年こそは成長していたいと思います。
台天目点は、久しぶりにお稽古に来られた大先輩がお点前して下さいました。
数年ぶりとは思えぬ流れるようなお点前は尊敬します。
出てきたお菓子は、そら豆餡が入った菖蒲の蕾を模したもの。
そしてお床には「薫風」のお軸、そして新しいお免状がありました。
またこの先も精進してまいります。(宗光)
♪夏も近づく八十八夜♪
気が付けば茶摘みが終わり立夏を過ぎるとさすがに昼間は汗ばむようになりました。
今朝から小雨が降り少し蒸し暑いのですが西行法師の歌がしたためられた青梅の彩墨画のお軸と、黒蝋梅、コエビソウの葉の青さが、このお茶室に爽やかな風と薫りを運んで来てくれそうです。
主菓子には老舗とらやの品を用意してくださり菓子器の中に、三色のグラデーションを引きたたせるように切り方に変化をもたらした羊羮が美しく盛られいます。このような工夫も大切なおもてなしでもあり勉強になりました。
普段お茶室から何気なく見ているお庭、雨に濡れ色濃くなった庭石と草木が、今日は違った景色に映るのは私だけでしょうか。
静かな雨の日のお点前も風情があって素敵です。 (時)
4月26日から29日、国立京都国際会館にて「第32回国際アルツハイマー病協会(ADI)国際会議」が行われました。日本での開催は13年ぶりで2回目との事。4日間で78ヶ国から認知症の本人約200人を含む過去最多の4000人余りが参加されたそうです。
宗泉会では28日のお茶席を担当させていただき、参加者の方々に日本の伝統文化の中で心を込めて一期一会のおもてなしをさせていただきました。先生手作りのお干菓子も海外の皆さんにとても好評でした。お茶、お菓子、召し上がり方など、ご熱心に質問される姿が印象的で、各国の皆様に大変な感動を与えたようです。
先生が毎月お茶のご指導に行かれているグループホーム「てらど」では、認知症ケアの一環として茶道,華道,ガーデン,ドッグ,ホース等多方面にわたるセラピーを実施されており、今回のサミットで土井代表(博士)がこれらのセラピーに基づくデータの発表をされました。
お茶を通じて此の様な世界サミットに携わる機会を与えられた事に、とても嬉しく光栄に思います。(宗里)
「旅箪笥」のお稽古
茶道口でご挨拶をすると、一番先に目を引くのは床のお軸です。
本日はダイナミックに、大地から威勢よく頭を出した竹の子の彩墨画が掛けてあり、お花は対照的にキュートなタイツリ草です。
今回の主菓子も、塩漬けの葉の塩梅よろしく容好し、香り好し、お口に好しのお手製の桜餅に大満足して 今日は道具を持出し野点をしたくなるような麗らかな4月最後の練習日でした。(時)
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