平成29年9月9日
9月 2017
Closed
近年の異常気象、この夏は全国各地での集中豪雨の様子が多く報道されています。被害にあわれた地域の方々にお見舞い申し上げます。
8月の第一日曜日、台風5号の動きが心配されましたが、無事朝茶を行うことができました。
広島から始発の新幹線で来られた正客さんをお迎えし、寄付から外腰掛へ。迎付けを受け、蹲踞で手と口を清めてお茶室へ入りました。路地は打ち水がされ、草木には露、お床は朝顔の画に朝露と書かれたお軸と貝殻が飾られ、涼やかに整えられていました。
初座の挨拶があり、懐石、主菓子、中立、濃茶、続きお薄の流れで進みました。お忙しい中、先生が趣向を凝らし買い出しから手間隙をかけて作られる心のこもったお料理もお茶事の楽しみの一つです。熱いものは熱いうちに冷たいものは冷たいうちに美味しく頂きました。お膳が下がり出された主菓子の水まんじゅうは、氷の上にのせてあり清涼感が溢れていました。
中立の後、ゆっくりお茶を頂きました。御簾を通しての光が優しく落ち着いた空間に身を置き、一時猛暑を忘れ、清爽の気を楽しませて頂きました。準備をしてくださった先生、亭主役、半東役の皆様、ありがとうございました。 (宗里)