令和2年3月7日
3月 2020
Closed
令和2年の初釜が行われました。
ご遠方は広島、京都からもいらして下さいました。
床の間には春の歌のお軸やおめでたい飾りが華やかです。
ご挨拶の後、先生お手製の主菓子が運ばれます。
美しく緑に輝き、お茶の餡の上品な香りが広がります。
厳かにご亭主のお濃茶点前が始まりました。
先生の流れるような御点前に皆さん見入っていました。
末席の席の方でも熱くとろっと練られています。
その後すぐ点心が。お正月のお節料理や、沖縄旅行の思い出の味、心のこもった美味の数々が印象的でした。
お手製の器に盛り付けられた温かみのあるお料理が五感を楽しませてくれます。
賑わうお茶室。お酒も進みます。
くじ引きでは歴代家元に因んだ服紗が出されました。
幸運にくじに当られた方は感激の様子で手にされてました。
永らく後世に使って活かしてほしいという先生の心粋でした。最後に薄茶を頂き和やかにお開きとなりました。
希望に満ち溢れた素晴らしい年の始まりになりました。(宗芳)
本日は年内最終のお稽古日。
掛軸は「先今年無事目出度千秋楽」、
色々なことがありましたが無事に年末を迎えられそうで有り難いなと感じます。
先生お手製の主菓子は、大徳寺納豆の風味がして美味しくいただきました。
そして、とても楽しみにしていたお稽古後の胡麻ぜんざい!
はじめていただきましたが、胡麻の香ばしさとほのかな甘みが絶妙で
先生のお稽古に通えて本当に良かったなと思いました。
本日は遠方からのお客様もいらっしゃり
貴重なお話しを聴かせていただき、いつにも増して楽しいひと時でした。
お茶を通して皆さまと出会うことができ、様々な経験をさせていただいた一年でした。
有難うございました。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。(万)
今日は二十四節気の「大雪」です。街の木々も落葉し、寒々しい空に冬の到来を感じます。
床の間には、枯葉の彩墨画とつわぶきが飾られています。
主菓子は、酒粕のお饅頭です。朝から身にしみる寒さとなりましたが、松風響く茶室で酒粕のいい香りのお饅頭と温かい薄茶を頂戴して、心も和みました。
「稽古とは一より習ひ十を知り十よりかへるもとのその一」
十を知って再び一にかえると、以前にはわからなかった一が見えてくる。稽古を見習うなかで、初心にかえってしっかり目を配り、新たな学びや自分の未熟さに気づくことの大切さを、改めて心に刻みました。
いよいよ一年の締めくくりの月、今年一年を顧み、気持ちを引き締めて取り組みたいと思います。(宗智)