令和2年3月7日

3月に入りました。
世の中は自粛が進み先の見通しがつかず、重い気持ちになりがちな日々が続いていますが、お茶室に入りますとすっと別の世界に気持ちが引き込まれていきます。
お床には
水温むしずかにおもうことのあり
の句がかかれた彩墨画。
お花はお庭に咲いた木瓜の花。
先生手作りの薄ピンクの求肥にそら豆餡が包まれたお主菓子とお茶を頂きますと
春の到来を感じ明るい気持ちになりました。
とても有難い時間です。(宗由)

 

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【変更後再掲】令和2年3月の予定

3月
7日(土)お稽古
14日(土)お稽古
21日(土)お稽古
以上


令和2年2月22日

梅が見頃を迎え、季節は春へと向かっています。
二月最後の筒茶碗のお稽古です。
床の間には、青磁の花入にお庭の水仙が飾られています。
主菓子は、シナモンの香りをきかせた上品な甘さの求肥饅頭です。

今日の掛物は「明歴々露堂々」です。
人生においても、驕らず気取らず、ありのままの姿でいることが尊い、と先生が説明して下さいました。
目の前にある真理に気づく心眼と、飾らず、取り繕うことなく、あるがままの自己を受け入れる心を培えるように日々努めたいとおもいます。
茶禅一味。

茶の湯の奥深さを再認識いたしました。(宗智)

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令和2年2月15日

如月15日のお茶室、お掛物は、梅の花の彩墨画に、良寛和尚の歌「心あらば尋ねて来ませ鶯の木伝い散らす梅の花見に」。
芽吹く柳とお庭の花が、先生お作の花入れに趣よく生けられています。
主菓子は道明寺まんじゅう。氷餅がまぶしてあって八重咲きの梅の花のよう。いつも先生が工夫を重ねて作られる主菓子!!今日もその美味しさに、思わず頷きながら頂いておりました。
この時節のおもてなしに用いられる筒茶碗。その扱いや所作にも慣れ、筒茶碗でゆったりとお茶を楽しみました。(宗和)

 

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令和2年2月8日

今日は初稽古です
お軸は、紫野実山和尚筆の
【梅花和雪庭】
先生作品の花入れにはロウバイと千両の葉、初釜で設えていた柳が景色良く生けてあります。
梅の透かしのある好文棚、平棗の蓋にも梅文様があり今日は梅づくしでのお点前。情緒溢れるお茶室でいただくお薄と主菓子は、とても美味でございます。  (時)

 

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令和2年1月12日初釜

令和2年の初釜が行われました。
ご遠方は広島、京都からもいらして下さいました。
床の間には春の歌のお軸やおめでたい飾りが華やかです。
ご挨拶の後、先生お手製の主菓子が運ばれます。

美しく緑に輝き、お茶の餡の上品な香りが広がります。
厳かにご亭主のお濃茶点前が始まりました。
先生の流れるような御点前に皆さん見入っていました。
末席の席の方でも熱くとろっと練られています。
その後すぐ点心が。お正月のお節料理や、沖縄旅行の思い出の味、心のこもった美味の数々が印象的でした。
お手製の器に盛り付けられた温かみのあるお料理が五感を楽しませてくれます。
賑わうお茶室。お酒も進みます。
くじ引きでは歴代家元に因んだ服紗が出されました。
幸運にくじに当られた方は感激の様子で手にされてました。

永らく後世に使って活かしてほしいという先生の心粋でした。最後に薄茶を頂き和やかにお開きとなりました。

希望に満ち溢れた素晴らしい年の始まりになりました。(宗芳)

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令和2年2月の予定

2月
8日(土)お稽古
15日(土)お稽古
22日(土)お稽古

以上


令和元年12月21日

本日は年内最終のお稽古日。
掛軸は「先今年無事目出度千秋楽」、
色々なことがありましたが無事に年末を迎えられそうで有り難いなと感じます。

先生お手製の主菓子は、大徳寺納豆の風味がして美味しくいただきました。
そして、とても楽しみにしていたお稽古後の胡麻ぜんざい!
はじめていただきましたが、胡麻の香ばしさとほのかな甘みが絶妙で
先生のお稽古に通えて本当に良かったなと思いました。

本日は遠方からのお客様もいらっしゃり
貴重なお話しを聴かせていただき、いつにも増して楽しいひと時でした。
お茶を通して皆さまと出会うことができ、様々な経験をさせていただいた一年でした。
有難うございました。
皆様、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。(万)

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令和元年12月14日

師走を迎えたお茶室では、『萬里無雲孤月圓』のお軸が掛けられ、お庭の花たちが生けられています。

主菓子は、夕焼け空に舞う渡り鳥の焼印を施したパンプキン餡入りの蕎麦饅頭。淡いピンクのお砂糖がかかっています。このところの美しい夕焼け空の冬景色に、先生が心惹かれて考案されたお手製の主菓子です。お味も素晴らしく、皆の顔もほころびます。

点前のおけいこは、高麗卓での薄茶点前。
冬の柔らかい陽ざしの中で、お茶を楽しみ、その味わい深さを学びました。(宗和)

 

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令和元年12月7日

今日は二十四節気の「大雪」です。街の木々も落葉し、寒々しい空に冬の到来を感じます。
床の間には、枯葉の彩墨画とつわぶきが飾られています。
主菓子は、酒粕のお饅頭です。朝から身にしみる寒さとなりましたが、松風響く茶室で酒粕のいい香りのお饅頭と温かい薄茶を頂戴して、心も和みました。

「稽古とは一より習ひ十を知り十よりかへるもとのその一」
十を知って再び一にかえると、以前にはわからなかった一が見えてくる。稽古を見習うなかで、初心にかえってしっかり目を配り、新たな学びや自分の未熟さに気づくことの大切さを、改めて心に刻みました。
いよいよ一年の締めくくりの月、今年一年を顧み、気持ちを引き締めて取り組みたいと思います。(宗智)

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