【更新】令和3年7月の予定
7月 2021

梅雨明けが待ち遠しくすっきりとしないお天気が続いておりますが、
お茶室は涼やかです。
お軸は 田園風景の彩墨画
お花は お庭の茶花
先生手作りのお主菓子はクチナシで色付けされ、大徳寺納豆がお味を引き締める水菓子です。
他では味わう事の出来ない逸品です。
1年を通じて重なる事のない先生手作りのお主菓子は、美味しく頂くだけの
おやつとは違い、おもてなしの心を感じ、目で楽しみ、そして味わいます。
お菓子を頂いた後のお茶は味わい深く
気持ちが満たされます。
(宗由)
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このたびの豪雨、土石流で被災の皆さまには心からお見舞い申し上げます。
はや7月、今日のお床には花火と星空のお掛物、もう夏の到来です。
たっぷりの水で涼を感じさせてくれる水指は先生のお作。大口水指を焼物で自作というご発想とご技量にはいつもながら驚かされます。金粉でほどこされた飛び模様が軽やかな雰囲気を。点前の最後に水を足したら金魚の登場です。
毎回お作りくださる季節の主菓子は、蒸し暑さを忘れる冷たくて美味しい黒糖くずまんじゅうでした。 (稲)
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潤いを感じる風が吹き抜けます。
本日も感染予防の消毒、換気、、
細心の注意で対策をしてお迎えくださり、
安心して取り組むことができました。
研究会では
軸飾り、盆香合、茶筅飾り、唐物、台天目などいくつもの項目を学ばせていただきました。
お軸は「水冷々風颯々」です。
お花は季節のお花が生けられております。
先生お手製のお菓子は水無月です。
季節を感じながら、モチモチとした程よい食感にお豆さんの香りが優しく広がります。
皆さん「待ちわびたお味でした」「美味しいです」と口々に喜んでいました。
お濃茶も予防の観点から、お一人ずつ。
本日も細やかにご指導いただきました。
先生がどのように膨大なお点前を忘れず覚えられたか教えていただきました。
復習を重ねたいと存じます。
次回のお稽古も楽しみにしております。
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昨日より降り続く雨の中、
本日のお稽古も旅箪笥と釣釜です。
お軸は生命の勢いそのままに、
先生の手による力強い筍の彩墨画。
お花は鮮やかなオレンジ色の紅花に、
レースフラワーを添えて。
古より染料や口紅に使われた紅花は別名 末摘花とも。
よくよく見れば、源氏物語より和歌を書きつけた先生お手製の花器に入れられ、
益々興趣が尽きません。
桜の葉をあしらった先生お手製の重菓子に舌鼓を打ちつつ、
春から夏へ、静かに移りゆく季節の中で
心地良いひと時を過ごすことができました。 (宗仁)
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桜が舞い散り緑が芽吹く中、お茶室に入ると釣り釜に旅箪笥がこの時期を感じさせてくれます。
「和楽全」のお軸には、コロナ禍でも和やかに楽しく過ごしましょうと語りかけられているようです。
仄かな香りを漂わせるお床の花は黒蝋梅と水仙。先生お手製の金時餡を包んだ蓬団子の主菓子と桜を型取った薄氷を季節を満喫しながら頂きました。
(宗佳)
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今月のお稽古は旅箪笥です。
お茶室に釣り釜がかかり、釣り釜が揺れる風情は春風に揺られているように感じます。
お軸は 満城花月唱春燈
お花は吉野桜
お主菓子は毎年楽しみにしている先生手作りの桜餅
先生が作陶された丸く可愛らしい振り出しに五色豆、美しい麦藁細工の菓子器には
落雁が入っていました。
今月から新しいお仲間をお迎えしました。
出会えたご縁を大切にし共に学んで参りたいと思います。(宗由)
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暖かい陽射しと南風にしみじみ春を感じた今日、
お床には「水温む静かに思ふことのあり」の句
はて誰の句かと調べてみると高浜虚子の次女、星野立子でした。調べているうちに「水温む」が春の季語で、この語から始まる句は多いことも知りました。
先生のお稽古には自分で調べ知識を深めるキッカケがちりばめてあり、それがまたありがたく楽しみなのです。
さて、みなお待ちかね主菓子は先生特製よもぎ饅頭
黒緑になるほどよもぎをお使いで、大徳寺納豆入り餡とともにその深い香りと風味は他では味わえません。
お干菓子は韓国の美しい螺鈿の器で。
お床の春の花々を眺めながら、春満喫の一時でした。(稲)
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