令和3年11月27日㈯お稽古

紅葉かつ散る頃、時にみぞれ降る今日は本当に冷え込む一日でした。
本日の掛物が「和楽全」。
コロナ禍の世の中が平和にとの世界規模での想いをのせて・・・
との先生のお言葉に感銘を受けました。
お花は、ニゲラとレースフラワー。
キラキラと初雪がかかったかのような美しい景色です。
主菓子は先生お手製の「栗の渋皮煮黒糖饅頭」。
もっちりとした口当たりに甘さ控えめで大変おいしくいただきました。

久しぶりのお稽古に着物でと心引き締め参りました。
松風と緩やかなひと時が心静かに、また心豊かにしてくれます。
随所に先生のお心配りの数々を感じ、感謝の気持ちでいっぱいです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
(宗英)


令和3年11月20日のお稽古

街路樹も美しく色づき、
床の間の赤みを帯びた黄色の菊と萩の葉に、
秋の深まりを感じます。
先生お手製の、松の焼印をあしらった蕎麦饅頭は、
ずんだ餡の薄緑色が目にも優しく鮮やかです。
本日のお掛物は良寛和尚の和歌に落葉の絵を添えて。
里山の紅の中、日が沈むまで子供と遊ぶ良寛さんが目に浮かぶよう。
時を経ても変わらない、冬を前にした艶やかな秋色の乱舞に、
この国に生まれた幸せを感じます。

11月も半ばを過ぎ、だんだん気忙しくなってきました。
残りのお稽古も、楽しみながらも気を緩めず、
集中して励みたいと思います。
(宗仁)


令和3年12月と令和4年1月の予定

12月の予定は

4日(土) お稽古
11日(土) お稽古
18日(土)お稽古、ごまぜんざい

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1月の予定は

9日(土) 初釜 11時席入り

以上


令和3年11月13日のお稽古

炉開の茶事が終わり、今日から炉のお稽古です。
今日のお掛物は、「青松多寿色」
床の間には、深秋の風情のお庭の花が飾られています。
主菓子は、栗の渋皮煮を丸々1粒包んだお饅頭です。控えめな甘さの餡が栗そのものの美味しさを引き立て、旬の栗を満喫しました。

立冬も過ぎて朝の冷え込みが次第に厳しくなる時節、炉の松風響く朝のお茶室でいただく、温かい一服の薄茶は格別です。
季節の移ろいを感じながら、心を込めてお茶を差し上げられるように、精進したいとおもいます。(宗智)


令和3年11月7日炉開き茶事

雨の予報が晴れに。小春日和の中、炉開き茶事が行われました。
コロナの予防対策は、しっかりと、消毒、換気、距離感、様々配慮されていました。

打ち水がなされた路地が清々しく、外腰掛には秋の書が。
床の間には紅葉、秋の深まる風景が広がっているようなお軸。
お炭の後、お香の香りが風に吹かれてきました。

先生お手製のお料理は一つ一つこだわり工夫され、『このお料理が楽しみで、、』と皆さんと笑顔で味わいながらいただきました。
なんと焼き物の器はほとんど全てが、手作りです。

山中先生のお手製の主菓子は『秋麗』
しっとりとした食感に蜜芋の甘さが広がります。

お濃茶の深い味わいが心に染みわたります。

他にもお手製は松葉や紅葉やイチョウの美しいお干菓子も。

感激するばかりですが、静かに、五感で楽しみ味わいます。
美しい、美味しい、楽しいという価値観を共に分かち合う幸せさ。

何日も前から、楽しみに入念に準備をし待つ亭主役、
この日が待ち遠しい、お招きが嬉しい客役でした。
久しぶりのお茶事、秋の嗜好が随所に感じられ、心満たされて終わりました。
山中先生に感謝の気持ちでいっぱいです。


令和3年10月23日の研究会

急に季節がすすみ、今日は木枯らし1号が吹きました。
今年最後の風炉のお稽古は研究会。
炭点前、且座よりお花とお香、長緒、薄茶をお勉強させていただきました。
お床のお掛物は「秋聲満樹間」。
名古屋からのういろうと洒落た落雁を味わい、着物談義に花が咲いた名残の一時になりました。
次のお稽古は炉開きの茶事です。まだ安心して過ごせる日々ではありませんが、無事に開炉を迎えられますように。。。(稲)


令和3年10月16日のお稽古

朝夕は随分と気温が下がり、銀杏並木の根元には彼方此方にギンナンの実が。
 お茶室の床の間には、能因法師の百人一首の歌と紅葉が描かれているお軸が掛けられ、背負い籠には芒、吾亦紅、杜鵑草など秋の花々が生けられています。
 名残の時期なので、今日のお稽古は長板の一つ飾りでした。
 主菓子の食籠を開けると可愛らしい栗達が並んでいて、社中の皆んなで『栗拾い』と名を付けて美味しく頂きました。
 お稽古の後には、炉開きに備えて灰作りをしました。来月のお茶事が楽しみです。

(宗佳)


令和3年10月9日のお稽古

10月というのに連日30度前後の厳しい暑さが続く中、
本日も引き続き、長板一つ飾りのお稽古です。
釈文を添えた「秋晴」のお軸に、秋の草花。
先生お手製の紅葉の焼印も可愛らしい紫いもあんの主菓子に、
紅葉絵付けのお茶碗。
長板は流水に紅葉が散って、
茶室の中は一足先に、すっかり秋が深まって参りました。
茶室の錦を追うように、
足踏みしながらも少しずつ進む今年の秋は、
丁寧に稽古を積み重ねて歩みなさいと、
私達を励ましているかのようです。
( 宗仁 )


令和3年10月2日(土)のお稽古

緊急事態宣言が解除となり
青空が広がり、気持ちも秋晴れのように
清々しい日にお稽古が再開されました。
お軸は 萩とうずらの彩墨画
萩は古くから日本と関わりが深いお花とされ、万葉集においても最もよく詠まれた
お花だそうです。
心に響くのも納得です。
お主菓子は先生手作りの栗蒸し羊羹
この時期だけに頂ける他では味わえない逸品です。
お茶室で小さな秋を沢山みつけました。
(宗由)


令和3年9月25日の研究会

本日の研究会は長板の諸飾りで濃茶、薄茶、長緒、お相伝は盆点でした。
お掛物は「雲悠々水混々」
絵付けと釉薬が繊細で美しい龍波の皆具は先生のお作(製作期間1年超!)で、長板の波模様との調和が見事でした。
主菓子は先生お手製の大徳寺納豆がきいた餡のお団子、干菓子は本物そっくりの香魚。
火箸の扱い、お道具の拝見をご指導いただき、「他人の点前をしっかり見て覚えなさい」とおっしゃられました。(稲)