令和5年3月25日のお稽古

3月最後のお稽古、すっかり春めいてまいりました。
お軸は 春を待つうたが書かれた彩墨画
お花は お庭のヒメウツギとしのぶ草
花台には先生お筆の『静』の文字が書かれてあります。
先生手作りのお主菓子は
桜花まんじゅう
見た目も愛らしく、美味しさは心を
ときめかせてくれます。
今日もお茶室にて
自然の移ろい、芸術、美術、食と
茶道から伝わる素晴らしさを感じる事ができました。(宗由)


令和5年3月18日の研究会

本日は研究会でした。
内容は
茶湯、茶碗飾、後炭、盆点でした。
どのようにしたら先輩方の最高峰のお点前を身につけることができるのか、見学だけでも、有難いことだと感謝して観察しておりました。
お床には利休の言葉、そしてお庭の花が生けられています。
先生お手製のお菓子は美味しいよもぎ餅でした。
よもぎの香りが口いっぱいに広がり上品なお味です。手の込んでいることが伝わってきました。
無いものより有るものに目をむけ、与えられた環境の中で精進していく大切さを学びました。


令和5年3月11日のお稽古

先日までの寒さが遠い日のような陽気になりました。
お床には「明歴々露堂々」とお庭の花
主菓子は先生お手製の蜜芋ようかん
お稽古の糸巻棚では色々な飾り方を勉強しました。
そして本日の特別稽古はお手紙
書の師匠でもある先生が、お茶の手紙の決まりから筆の運びまで、実際に巻き紙にお手本を書きながらご指導くださいました。
先生のお手紙はもはや芸術作品で私たちには手の届かない領域なのですが、また一つ課題と楽しみが増え、お茶の奥深さを感じました。(宗水)


令和5年4月の予定

4月は

1日(土)お稽古
15日(土)お稽古
22日(土)お稽古
29日(土)10時 研究会

です。


令和5年3月4日のお稽古

日一日と寒さが緩み、お茶室は穏やかな陽射しに包まれています。

月が改まり、本日は春の野を彷彿とさせる優しい色合いのお道具達が迎えてくれました。

お床にはお雛様に桃花春風舞の句が添えられたお軸が掛かり、雪柳の新芽と椿が花入に活けられています。

お稽古は爪紅の糸巻棚に先生作陶の蝶が描かれた水指、なんとも愛らしいフォルムの薄茶器の取り合わせで行われました。

食籠の蓋を開けると、目にも嬉しい紅白のお団子が。紅芋の餡が期待を裏切らない上品な甘さでした。お忙しい中でも心を込めて席を整え、お菓子をご準備くださる先生に感謝と一服のお茶が美味しい理由を再認識致しました。

春めく季節まであと少し。一足お先にお花見気分を味わさせていただいたひと時でした。

(宗奈)


令和5年2月18日のお稽古

ここ数日の厳しい寒さとはうって変わって、曇り空ではあるものの春の訪れを感じられるぐらい穏やかな陽気です。
 お茶室は春の句と今にも香りが漂ってきそうな梅が描かれたお軸が飾られ、お床には、先生ご考案のお茶碗を花器に見立て、溢れんばかりの実をつけた万両が生けられています。
 今日の主菓子は皆様からのリクエストでもある梅の花を模った中にふんわりと酒粕の香りがする白餡が包まれています。絶妙な味わいが口中に広がります。
 お干菓子入れは先生が城崎にてお求めになられた可愛いボンボリです。今では作られる方も少なくなってしまった貴重な麦わら細工だそうです。
 時期に合わせての設えはご苦労も多いかと。毎度お稽古が出来る事を有難いと思っております。

(宗佳)


令和5年3月の予定

令和5年3月の予定は

4日(土)お稽古
11日(土)お稽古
18日(土)研究会
25日(土)お稽古

です。

よろしくお願い致します。


令和5年2月4日(土)のお稽古

早くも2月、本日は初稽古です。
床間は 紫野実山和尚筆「梅花和雪庭」のお掛物、先生お手製の花器に大振りの玉之浦椿と原種蝋梅。
お道具は 梅花の透かしが可愛らしい好文棚に、即中斎好春秋棗。
先生作の水差しが、冴えた青味で甘さをキリリと引き締めます。
酷寒の中でもほのかに早春の到来を思わせる、この時期ならではの設えです。
本日の主菓子は、巻寿司に似せた菓匠清閑院の「恵方まき」。
くすっと笑いを誘う愛嬌あるお菓子は、手でそのまま頬張るのが正解でしょう。
久々のお点前に加え、1年ぶりの筒茶碗に四苦八苦しつつも、
たっぷりの熱いお薄を頂くと心が凪いでいくようです。
最近では久方の澄んだ青空のもと、立春にふさわしい良きお稽古初めとなりました。
    (宗仁)


【再掲】令和5年2月の予定

2月のお稽古日は
4日(土)

18日(土)
です。


令和5年1月14日 初釜

あけましておめでとうございます。
今年も初釜に参加できること大変嬉しく感謝申し上げます。

床には、掛軸「春入千林処々鶯」、結び柳に白椿と紅梅、かりろく、白磁の香炉でお目出度く飾られています。
朱の手桶水指には鶴の水引、松の炉縁、金溜塗の梅茶器とお道具も華やかです。

まずは、先生の新年ご挨拶に続き、お濃茶のお点前で始まります。
初釜でしか拝見できない先生の緩急あるお点前に皆惹きつけられ静粛な時が進みます。
各服で頂く一服はたっぷりと甘く薫り高く贅沢なものでした。
先生お手製の主菓子は翠鮮やかな餡を求肥で包んだ白梅で、柚子の香りと金粉に飾られ、雪の下には早春の緑が待ち遠しいかの気持ちになりました。

そして、点心となります。大徳寺重には何種もの彩り鮮やかな品が美しく盛り付けられ、
紅白餅のお雑煮は御出汁が香り豊か、鴨と海老芋の炊き合わせなど、どれも大変美味しくいただきました。お味だけでなく盛り付けの演出など本当にお勉強になります。

お薄点前は社中の皆で交代し、楽しい会話と共に福引など和やかな時間となります。その頃、先生直筆の干支のお扇子を頂戴します。「延寿満歳」と書付があり、今年も幸せに過ごせますよう、先生祝米寿を兼ねての有難いお心を頂いたように思います。

先生はじめ皆様のご健勝とご活躍を祈願し、本年もお稽古に励みたく何卒よろしくお願い申し上げます。(宗英)