平成24年7月7日のお稽古

 今月は置き水差しのお稽古です。水差しはインパクトのある「静」の文字の蓋を開けるると、ガラスが溶かしこまれた底が見えます。お点前している人だけが覗くことができます。ブルーの渦巻きのような模様を見ていると澄んだ川べりにいるような清涼感に包まれます。

 

さて、本日のお軸は天の川の句。「天の川夜空の中にまさやかに明るむ雲のここちこそすれ」と書かれていました。織姫様は彦星様にちゃんと会えたのでしょうか。

お花は白蝶草に桔梗です。白蝶草は、蝶々が本当に枝に止まっているように見えます。

主菓子はたっぷりとした先生お手製の空豆餡の葛饅頭でした。

干菓子が載っているお盆は、一昨年に秋田で開かれた全国大会の引き出物の秋田杉のお盆です。先生が「花月」と金色の文字を添えられています。

七夕の日のお稽古は、なんだかいいことがありそうな幸せな心持ちになれました。(宗裕)

 


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