令和7年2月1日夜咄茶事
8th
2月 2025
Closed
2月 2025

1月の初釜に続き、2月1日夜咄茶事が行われました
手燭や短檠など蝋燭の灯りの中で
ゆるやかに進む夜咄茶事は風情があります
寒い外から待合に入り
先生の作陶された手あぶりで暖を取ります
汲み出しを頂きひと心地ついたところで外腰掛けへ
ご亭主とお正客は互いの手燭を交換し蹲踞へと進みます
蹲踞には湯桶が用意されてあり
ご亭主のお心が伝わります
手燭の灯りで席入りし
お床、点前座を拝見します
お床には 有賊機 の額板がかけらていました
席につき辺りを見渡しますと
揺れる蝋燭の火、壁や障子に映る
人の影やお庭の木の影がなんとも
幻想的で陰影の美しさに魅了されました
手燭と短檠で点前座を明るく照らし
お炭点前が始まり
その後は先生お手間入りの懐石を頂きました
蝋燭の灯りだけでは見えづらいお料理も五感をとぎ澄ませる事でより美味しく頂戴しました
縁高に盛られた先生お手製のお主菓子は梅が香るように美しく
丁寧に練られたお濃茶、続き薄と頂き
身も心も満たされた素晴らしいお茶事でした
先生、ご亭主、半東さんに
心から御礼申し上げます
(宗由)










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