令和5年5月6日のお稽古

緑濃く鮮やかな季節、お稽古場は風炉のしつらえになっています。
床には「日月無偏照」而妙斎宗匠書付のお軸が掛けられ、兜と共に
城崎籠に雪ノ下や小菊など庭のお花が飾られています。
毎日が無事に何事もなく…成長できますようにと見守っていただいている
ような、そんな気持になりました。
青磁の平水指の塗蓋には金魚の袱紗が飾られています。
水指割蓋の扱いに四苦八苦、丁寧にご指導いただきました。
主菓子は麩饅頭、たっぷりのヨモギが練りこまれ、こし餡の甘さ控えめが
また何個も頂ける美味しいお味です。本日は二年ぶりという社中の方が
先生のお手製の主菓子を口にした途端、感動で涙するほどだと喜ばれていました。いつもながらに本当に美味しくお忙しい中のお手作りに有難いかぎりです。
炉から風炉へと、道具やしつらえだけでなく、お茶やお湯の量と温度にと変化がまた気分新たにしてくれます。
(宗英)


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