令和5年2月4日(土)のお稽古

早くも2月、本日は初稽古です。
床間は 紫野実山和尚筆「梅花和雪庭」のお掛物、先生お手製の花器に大振りの玉之浦椿と原種蝋梅。
お道具は 梅花の透かしが可愛らしい好文棚に、即中斎好春秋棗。
先生作の水差しが、冴えた青味で甘さをキリリと引き締めます。
酷寒の中でもほのかに早春の到来を思わせる、この時期ならではの設えです。
本日の主菓子は、巻寿司に似せた菓匠清閑院の「恵方まき」。
くすっと笑いを誘う愛嬌あるお菓子は、手でそのまま頬張るのが正解でしょう。
久々のお点前に加え、1年ぶりの筒茶碗に四苦八苦しつつも、
たっぷりの熱いお薄を頂くと心が凪いでいくようです。
最近では久方の澄んだ青空のもと、立春にふさわしい良きお稽古初めとなりました。
    (宗仁)


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