令和4年11月26日(土)のお稽古

11月最後のお稽古となりました。
紅と金箔で描かれた深山渓谷の紅葉が印象的な、
本日のお掛物は「梢の錦」。
墨一色の静謐な深い山の中で、
鮮やかな紅葉の色合いがかえって物哀しさを感じさせ、
今年の秋ももうすぐ終わりだと告げているようです。
お掛物の下にはすっくと立ち上がった石蕗の花が、
凛とした美しさを添えています。
ほのかな甘味ともちもちの食感が絶品の主菓子は、もちろん先生のお手製です。
何事にも手を抜くことのない先生の、
「後悔したくないから」とのお言葉が心に響きます。
そう、今年の秋は今年だけ。今日のこの時間は今だけのもの。
同じようで日々変化している木々のように、
後悔することなく、少しずつでも前へ前へ歩んで行きたいと思います。
    (宗仁)


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