令和4年11月5日 炉開き茶事

見事な秋晴れの下、炉開きの茶事が行われました。
寄付で白湯をいただき、迎え付けを受けお茶席に入ると、お床には茶壺と「峯高紅葉深」のお掛物。
瓢の炭斗と半年ぶりの炉の炭点前に、またこの日を迎えられたことへの喜びと身の引き締まる思いが胸にひろがってきました。
つづく懐石では、先生の極上のお料理に舌鼓。この時世柄、いつもと違う千鳥の盃に主客ともにてんやわんやも。
中立後、後座のお床には先生作の大かごに花が生けられました。このお床ならではのしつらえです。
黄交趾の皆具でのお点前で各服濃茶、続き薄をいただきました。
美しい紅葉形の主菓子の銘は「錦秋」。
お懐石もお菓子も何日もかけて先生がお作りくださったもの。お茶事のたびに趣向を凝らされ、お心尽くしのおもてなしに感謝しかありません。
貴重なお道具とともに、香合や茶入、懐石の器など先生のお作もたくさん拝見し、なごやかに話もはずみ、学び多い豊かな時間があっという間にすぎていきました。
山中先生、皆さま、ありがとうございました。(宗水)


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