令和4年10月1日のお稽古

本日より10月、竹台子一つ飾りのお稽古です。
栗入り粒あんを求肥で包んだ主菓子は、もちろん先生のお手製。
シナモンがアクセントになり、豊かな深い味わいに感動します。
先生作のお茶碗や、アラスカで求められた干菓子盆、津軽漆ひねり塗りの茶器など、
お道具1つ1つの来歴をお聞きするのもまた楽しいひと時。
それぞれに出逢いがあり、歴史があり、その時の感情が記憶として結びつき、
大切に使われて長い時間と共に堆積し、
お道具もまた滋味豊かなものになるのでしょう。
侘びた茶系の色味の中に、本日のお軸「青松多寿色」の青の文字が、
床間の草花と先生お作の蓋置の緑と呼応して、
鮮やかに秋を彩っていました。
(宗仁)


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