令和4年3月5日のお稽古

柔らかな日差しが降り注ぐ今日、3月最初のお稽古です。
ぼんぼりを思わせる、ころんとした紅の茶器に、
草木の芽吹を感じさせる、金霞の京焼茶碗。
男雛女雛の茶碗はもちろん、
先生お手製の素焼の振出しには、色鮮やかな金平糖。
心浮き立つ可愛らしいお道具に、自然と笑顔が溢れます。
先生お手製の主菓子は、うぐいす豆入り餡を、薄紅色の求肥で巻いたお饅頭。
緑が映える三つ葉は水引に似て、まるで春の訪れを告げる寿ぎのお手紙のよう。
その場でつけられた「花だより」との銘は、
ますます花咲き誇るこれからの季節にぴったりです。
今日のお稽古は全員女性。
黒一点のお掛物の男雛が、
ちょっぴり居心地悪そうに、頰を染めて見えました。
(宗仁)


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