令和3年11月20日のお稽古

街路樹も美しく色づき、
床の間の赤みを帯びた黄色の菊と萩の葉に、
秋の深まりを感じます。
先生お手製の、松の焼印をあしらった蕎麦饅頭は、
ずんだ餡の薄緑色が目にも優しく鮮やかです。
本日のお掛物は良寛和尚の和歌に落葉の絵を添えて。
里山の紅の中、日が沈むまで子供と遊ぶ良寛さんが目に浮かぶよう。
時を経ても変わらない、冬を前にした艶やかな秋色の乱舞に、
この国に生まれた幸せを感じます。

11月も半ばを過ぎ、だんだん気忙しくなってきました。
残りのお稽古も、楽しみながらも気を緩めず、
集中して励みたいと思います。
(宗仁)


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