2010年11月3日 炉開き

文化の日に炉開きの茶事が開かれました。

私にとっては待ちに待ったお楽しみの日。ワクワクしながら会場(先生のお宅!)へ向かいました

まず待合に入って目に飛び込んできたものはお軸。青々とした山の中に一本だけ紅葉した絵が掛かっていました。今朝の行きしなに正に六甲山のそのような景色だったので、はっとさせられました。

初座の席入りして拝見した掛け軸の「秋晴」と書かれていました。正に文字通りの最高のお天気でした。

今回は「菊」がテーマでした。お道具は菊をあしらった皆具。目に鮮やかでした。花や炉縁にも菊があしらわれていて、とても厳かで華やかな気持ちになりました。

茶事は①お炭②濃茶③懐石④薄茶 の順番で進んでいきました。普段のお稽古が割り稽古ならば、茶事は通し稽古。頭にちゃんと流れが入っていなければならないのですが・・・あれっ?どうするんだっけということが未熟者の私には一杯出てきます。皆さんに沢山助けていただきました。

茶事とはいわばお客さん皆さんのチームプレーで亭主のおもてなしに応えていくんだと思います。チームといっても一期一会、即日解散なんですが、正客をリーダーにじわじわと連帯感が生まれ、皆さんで盛り上げていく感じがなんとも楽しいものです

今回も最後には名残を惜しみながらお別れしました。(宗裕)


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