平成28年1月11日 初釜

IMG_2357一月の第二日曜日、初春の光清かな凛とした空IMG_2356気の中、先生のお宅にて初釜が行われました。

今回 お茶事は初参加という方もあり、寄付から路地に出て腰掛待合、迎付けとひとつずつ丁寧に説明しながらお稽古させていただきました。外腰掛の背もたれを初釜用に新調されていたり、湯桶が蹲踞の横に置かれてあったり、亭主の心づかいも学ばせていただきました。

床の間に飾られた結び柳を見ると、昨年無事に過ごせたことを感謝し、今年も良き一年となり次の年を迎えられますようにという気持ちになります。

まずは、お濃茶かIMG_2359ら。その年の初稽古となる初釜は先生が亭主をつとめお濃茶IMG_2360をたててくださいます。私は今回初めて拝見したのですが、先生の緩急の流れが有り 美しいお点前に思わず見とれてしまいました。蒸かしたての主菓子を二つに割ると湯気がたちのぼり、紅餡と白い皮でおめでたさも感じられるほかほかの薯蕷饅頭をいただき、まったりとたてあがった極上のお濃茶をよばれただけでも満足感いっぱいなのですが、この後、点心へつづきます。

IMG_2383お料理は大徳寺重に彩りよく盛られ、半東さんに運ばれてきます。わくわくと蓋を開けるのが楽しみです。心をこめてご用IMG_2400意いただいたお節料理はどれも美味しくお酒が進んでしまいました。お雑煮は鴨やお野菜が入ってとても豪華だったり、炊き合わせのすだれ麩はじめていただく食材だったりと、充分すぎるお食事でし た。

薄茶の前に、先生から今年の干支の手書きのお扇子をいただき、くじ引きをしました。

先生お手製のお干菓子とお土産のお菓子でお薄もたっぷり二服ずつ。IMG_2403羽子板の形をした桃色の寒氷はとてもかわいらしかったです。

楽しい時間はあっという間に過ぎ、なごやかに初釜を終えました。

先生にいただいたお扇子を今年のものに入れ替え、また二月からのお稽古に励みたいと思います。 (里)


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