平成27年3月28日のお稽古

三月最後のIMG_0595お稽古となりました。お稽古場の近くにある甲子園球場は高校野球で大いに盛り上がっています。

本日のお軸は水江東穹先生の彩墨画です。ほっこりと花見を楽しむ文人の姿が描かれてあり、「むらぎもの 心たのしも 春の日に 鳥のむらがり 遊ぶを見れば 良寛のうた」と添えられています。お花は白い椿。今日でお別れとなる会員の旅立ちに合わせて先生が設えをされました。

IMG_0594今日の主菓子は先生お手製の関東風桜餅、お干菓子は蕎麦板と色とりどりの和三盆でした。先生の桜餅を頂くと、春だという実感が湧いてきます。西宮の桜も咲き始めました。

午後からは関東へ戻られる方のお別れの会をささやかながら催しました。

お昼は春の山菜がたっぷり入った「花見寿司」をいただきながら歓談いたしました。

その後にお別れの会の主役の方が亭主役になりお濃茶を点ててくださり、その後に半東役の方が続き薄茶をされました。お濃茶が点つまでの間の沈黙はとても濃密だと感じられました。お別れの会の主菓子は亭主からの俵屋吉富の「IMG_0602白雲龍」。しっとりとした白あんがとても美味しかったです。お干菓子は残念ながら本日出席できなかった方がお持ち下さった、奈良春日の千代の舎の「神鹿」という麩焼き煎餅でした。

関東とこちらは乗り物を使えばあっという間の距離です。これからもお稽古を続けられると伺っています。お茶を通して色んな交流ができるのではないかと楽しみにしています。(宗裕)


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