平成27年2月7日のお稽古

2月IMG_1879に入り、お稽古再開です。立春が過ぎたとはいえ、まだまだ寒い日が続いていますが、町では梅の花がほころび始め、日差しが春めいてきているように感じられます。

初釜が先生のご体調不良で延期となりました。お元気になられたと伺ってはいましたが、お顔を拝見し安心いたしました。

お茶室は昨年末に畳替えをされていて、い草の目に優しい青と清々しい香りに癒されました。

本日のお軸は老木の梅でしょうか。貫禄のある幹と可憐なピンクの花が印象的です。お花はしだれ柳と臘梅でした。臘梅は日本の原種でよく見かける黄色ではなくて渋い色合いです。

今月のお稽古は抱清棚です。柄杓の扱い、飾り方に特徴があり、迷いながらのお点前でした。蓋置きは三つ人形でした。三人の唐人の中に一人だけ着衣の違う方がいて、その方が正面になるように扱います。可愛らしい三人の頭IMG_1878の上に、重くて熱い蓋を置いてごめんなさい、と思っていました。

お菓子は梅あんが包まれた薯蕷饅頭でした。先生の薯蕷の生地はふっくらと肉厚で大好きです。お干菓子は先生お手製のお花の型抜きの和三盆と麩焼き煎餅でした。

今日は新しい方が見学に来られて、お稽古を始められることになりました。年末に先生が、基本に帰って、一つ一つの動作を大切にお点前をしていきましょうとおっしゃっていたことを思い出しました。私も心新たに臨みたいです。(宗裕)


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