平成26年9月27日のお稽古
30th
9月 2014
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9月 2014
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金木犀のよい香りに秋の深まりが感じながらお稽古場へ向かいました。
私にとっては夏休みが終わってから始めてのお稽古でしたので、先生、皆様へ久しぶりのご挨拶を申し上げて、床の間を拝見致しました。
お辞儀をして見上げると、秋の野山がありました。お軸はススキとお月様の墨彩画に「花すすき 風のもつれは 風がとく」と添えられています。そして背負いかごにはお花たちが一杯摘まれていました。木槿、桔梗、珍至梅、ねじ花、矢筈葦でした。
主菓子は渡り鳥が焼き印されたお餅の生地に、先生が美味しく炊かれた栗餡がたっぷりと包まれていました。お干菓子は長野銘菓「みすず飴」、萩のお土産の蕨粉のういろう、振り出しにはラムネと金平糖でした。
お茶室にいると、ついつい日常に飲み込まれ、季節を楽しむ余裕がなかったと気づかされました。心がカサカサになっていたかもしれません。「やっぱりお茶っていいなぁ。」と幸せをかみしめておりました。(宗裕)
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