平成26年7月12日のお稽古
16th
7月 2014
Closed
7月 2014
Closed
今週は沖縄などに台風による特別警報が出され、近畿地方も直撃するのではとヒヤヒヤとしましたが、幸いにも太平洋へ反れていきました。ひまわりが花をつけ始め、朝顔の蔓が長く伸びてきました。梅雨明けはまだですが、盛夏はもうそこまできているようです。
本日のお軸は青が美しい朝顔の墨彩画でした。心が澄むような深い色合いでした。
扇には「侘数寄常住茶之湯肝要」と書かれてあります。利休さんが弟子からお茶の秘伝を尋ねられて答えられたのが「侘数寄・・・」だったそうです。お茶の心をいつも忘れてはいけない、お茶を点てることもまた大事である、という意味合いのようです。
主菓子は黒豆グラッセが入ったゼリーでした。涼しげなクリスタルのような透明度はアガーが生んだものでした。リキュールの香りが美味しさを増幅させてくれていました。
お干菓子は越後銘菓の越の雪、鹿児島土産の文旦の砂糖漬けと島津家の家紋の入った飛龍頭でした。(宗裕)
Filed under: 今月のお道具