平成25年1月20日 初釜
31st
1月 2013
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1月 2013
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年に一度先生が亭主になられて、もてなしていただける楽しみの日です。
今年の初釜は、先生がカナダから帰国されてまもなくでしたので、お土産話を伺いながら、和やかに進んでいきました。
床の間のお軸は「梅花和雪庭」。お花は椿と結び柳。扇子は先生がお家元の初釜で引き当てられた縁起物です。香合は琵琶をかたどったもの。琵琶は芸事の神さまである弁天さんが持っていま。ヘビは神様の使いとして、弁天さんと一緒に祀られていることが多いことから、琵琶は巳年を表わすものなのだそうです。
まず最初にお濃茶をいただきました。主菓子は餡の中に大徳寺納豆が散りばめられた薯蕷饅頭でした。先生お手製の蒸し器でほかほかに蒸して出されました。その後にいただくお濃茶はまったりと美味でした。
次に点心をいただきました。先生お手製のお節料理です。毎年少しづつ内容が変わるのが楽しみですし、とても勉強になります。私は先生のお節から毎年1品づつくらいマネをして作ってみています。
最後に薄茶をいただき、お楽しみのくじ引きへと移りました。先生直筆の干支のお扇子をいただきお開きとなりました。今年もお扇子と一緒にお稽古に励みましょう。とてもとても善い一日でした。(宗裕)