平成24年11月4日 炉開きの茶事

 

秋晴れの中、炉開きを迎えました。

今年の炉開きは、席入り→炭点前→主菓子→中立ち→濃茶→懐石→薄茶と流れました。

まず拝見したのは床の間。お軸は「峯高く紅葉深し」。六甲山や町の中の木々が赤、黄色に色づいて参りました。

お棚は高麗卓でした。香合はすすきが描かれています。この香合はふっくらとしていて何かの卵みたいな力強さを感じます。水差しは辰年にちなんでタツノオトシゴが描かれています。

お楽しみの主菓子は黒豆餡の入ったきんとん。先生のお手製です。やさしいお味に体がとろけそうでした。

中立ちのあと席入りをしたら、床の間には写真のように大きな瓢箪にお花と木々が生けられていました。秋の柔らかな日差しとあいまって、とても華やかでした。

美味しいお濃茶の後に懐石をいただきました。最後に薄茶を頂いてお茶室を後にしました。

お茶事を終えて、来週からの炉のお稽古がとても楽しみになりました。秋から冬へ季節は進みます。お茶を通して味わいながら過ごせる幸せを改めて感じました。(宗裕)

 

 


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