平成24年10月13日のお稽古

本日は来月の炉開きにむけての灰作りを行いました。さわやかな秋晴れの中、先生がお茶に浸けて熟成されていた灰を漉し器でこします。ちょっとでも湿気があるとなかなか落ちないのですが、今年はスムーズにさらさらと落ちました。炉開きが待ち遠しいです。

さて今日の床は日差しが和らぎ、お軸もお花も色合いがさわやかです。

お軸は「白雲に心を乗せていく落秋の海原思ひわたらむ 上田秋年」。絵の中に幸せを呼びそうな鳥が見えますでしょうか。

お花はクルクマ、藤袴、菊、萩、矢筈蘆、ススキでした。ススキは先週はまだ青かった穂が赤く開いていました。

お菓子は先生が作られた紅芋餅。上には大徳寺納豆が乗っていて、菓子器を開けると独特のよい香りがして食欲を誘います。

ぬれ灰を漉しているところです

お干菓子は蓮の実甘納豆と先生が阪神百貨店のイタリア展で見つけてこられたヌガーでした。いわゆる甘いねっとりとしたアメリカ的なヌガーではなく、イタリアらしくナッツの入っていて、ビスコッティを思わせる軽い食感のヌガーでした。(宗裕)


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