平成24年10月14日 大徳寺曝涼

秋晴れの大徳寺。年に一度、10月の第二日曜日に「曝涼(ばくりょう)」という行事があると前日に知り、先生と教室のお仲間と早起きをして行って参りました。

国宝や重要文化財を「むしぼし」する日なのだそうです。

なんとこの日は毎年ちゃんと晴れるそうです。今年も朝からからっと晴れ上がりました(残念ながら今年はお昼から小雨が振り出してしまいました)。

一番の目玉は国宝の「観音・猿鶴図 牧谿筆」だそうです。その絵を飽かず眺めている方がいらっしゃいました。その方は学生時代から何十年も毎年通ってその絵を見てきたそうです。素敵だと思いました。

利休さんが大徳寺に寄進された「芙蓉図 伝牧谿筆 附利休添文」もむしぼしされていました。利休さんが確かにこの地で生きていらっしゃったことが感じられて、本当に来て良かったと心から思いました。

境内にある大慈院で大学の茶道部の懸釜がありました。同じお席には他の大学の方たちも沢山来られていて、若々しくとても楽しいお席でした。

帰りは先生の案内で錦市場をぶらぶら散歩しました。美味しいものをたくさん教えていただきました。

来年も曝涼に参ることができますように、と念じています。(宗裕)


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