令和7年4月9日のお稽古

新年度が始まり、桜満開の頃となりました
お床には 帰一 のお掛けもの
心新たな気持ちになります
お花はお庭の海棠桜
お主菓子は毎年楽しみにしている
先生手作りの桜饅頭
控えめな甘さと桜の葉の塩味が相まって格別なお味です
今月は旅箪笥・釣り釜のお稽古です
先生の作陶された水指・蓋置きは蝶々が羽を広げています
中次、お茶碗は桜
お茶室でお花見をさせて頂き気分は春爛漫
そして
4月のスタートに相応しく新しいお仲間をお迎えしました
共に学んで参りたいと思います
(宗由)


3月22日のお稽古

  • 先日迄の寒さとは打って変わり、暖かな日差しが降り注ぎ春が近づいて参りました。桃や木瓜の木には雀やホトトギスがあちらこちらに顔を出し、ここぞとばかりにこの陽気を喜んでいるようです。
     お茶室のお軸は「鳥歌花舞」、椿の花は先生のお庭のものです。湯気と共に出てきた主菓子は、白餡たっぷりの蕎麦上用饅頭で大徳寺納豆や鶯豆などが入っており温かい内に頂きました。
     今日は見学の方や元社中の方がいらっしゃり、賑やかな雰囲気でした。いつもと違う皆様のまえで緊張しながらお点前をさせていただきました。

(宗佳)


令和7年3月15日のお稽古

花の便りも近づく陽気な日から一転、本日は風強く寒い日でした。

先生のお庭からは木瓜の花の蕾がたくさんと今か今かと開きそうなのですが…


床の間には大徳寺実山和尚「為誰開」のお軸。

一旦立ちどまり考える時間を頂いたような、そんな今日のお天気と重なりました。

源氏物語絵巻の歌を纏った花入れには、ガーベラとミモザ。

先生のお手製の主菓子は、和洋折衷な組合せが絶妙なバランスで生み出された他にはない仕上がりです。

金時芋と味噌餡の組合せ、炒った荏胡麻の食感とバターで焼き付けた香ばしさが何とも言えません。

感動的でした。


大口水指に飾る場合や持ち帰る柄杓の扱い、薄茶器に茶を盛る形作りにも基本のご指導をいただき改めて学び多き日となりました。

(宗英)


令和7年3月8日のお稽古

曇天の中時々晴れ間がのぞく、暖かいと思えば肌寒く。季節の変わり目、3月最初のお稽古です。
床の間は与謝野晶子の和歌の書かれたお掛物、先生作陶うずくまるの花入には、菜の花、桃にスターチス。
主菓子は社中で絶賛くるみゆべし、もちろん先生のお手製です。麩菓子に赤ワイン入琥珀のお干菓子が、春初めのお稽古に柔らかな色を添えています。

3月は、始まりの4月を前にして不安と期待に心が揺れる、どこか落ち着かない時期ですね。
心を映したかの空模様にも、新たな一歩を踏み出される方々に、咲き初めた先生宅の梅の花が艶やかににっこり笑ってそっと背中を押してくれているようです。

冬ざれた世界が、密やかにゆっくりと色付いてきました。
(宗仁)


令和7年4、5月の予定

4月の予定

5日(土)お稽古

12日(土)お稽古

19日(土)お稽古

26日(土)研究会

5月の予定

31日(土)研究会

よろしくお願いいたします。


令和7年2月22日のお稽古

 本日の掛軸 薫りも運んできそうな季節感いっぱいの梅花の画賛。
画賛に印された落款も気になり先生にお尋ねしたところ、自ら篆刻されたとの事、落款を含めたひとつひとつの描写が素晴らしくお床の前で魅入ってしまいます。
 手作りの主菓子は、頭にのせた大徳寺納豆の微妙な塩味、道明寺のつぶつぶ食感、小豆と芋が品良くコラボした餡。丸い干菓子盆にはユニークに盛られた菓子等。今日も楽しく美味しく、ご馳走様でございます。 
 夜咄茶事で始まった2月 毎回寒い日がお稽古日と重なりましたが、筒茶碗でいただくお薄に心身共に温まり頭の中まで活性化できそうです。
 来週は、弥生月 春めく日が待ちどうしくてなりません。  (時)


【更新】令和7年3月の予定

3月のお稽古予定は変更し、下記が最新です。

8日(土) お稽古

15日(土)お稽古

22日(土)お稽古

よろしくお願いいたします。


令和7年2月15日のお稽古

厳しい寒さはいつまでやらと来てみれば、実山和尚の禅語が、春遠からじと告げてくれました。
先生お手製の主菓子は、あんぽ柿と餡がやわらかい求肥にたっぷり包まれていて、一口いただくごとに幸せのため息がついつい。
お稽古は、筒茶碗やしぼり茶巾、棚の飾りなど、皆それぞれ変化をつけてお点前をしました。先生からはお道具の扱い方や点前の流れの大切さをご指導いただき、今回も学び多きひとときとなりました。(宗水)


令和7年2月の予定

2月
8日 (土)お稽古

15日 (土)お稽古

22日(土)お稽古


よろしくお願いいたします。


令和7年2月8日のお稽古

梅見月になり、今年のお稽古が始まりました。

お床には春を待つ川辺の風景が静かに広がり、水仙が生けられています。

今月は好文棚に槍梅の平棗です。

ピール入りの餡をごまが散りばめられた皮で包んだ主菓子の余韻を楽しみながら、寒い季節に嬉しい筒茶碗でお茶をいただきます。

この冬一番の冷え込みでしたが、
釜から広がる湯気の温かさと相まって身も心もほどけていくようなひと時でした。

(宗奈)